男子テニス元世界ランキング1位で、これまでに四大大会1勝を含むツアー通算23勝を誇るダニール・メドベージェフ(ロシア/現世界ランキング9位)が、ATP(男子プロテニス協会)制作のドキュメンタリーシリーズ『ACES: The ATP No.1 Club』に出演。その中で幼少期の思い出を回顧するとともに、「世界ナンバーワンになる」という夢を叶えた軌跡を振り返った。
現在30歳のメドベージェフは2021年の全米オープンで四大大会シングルス初優勝を達成すると、翌22年2月には悲願だった世界1位に到達。04年にアンディ・ロディック(アメリカ)が1位となって以来、ロジャー・フェデラー(スイス)、ラファエル・ナダル(スペイン)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、アンディ・マリー(イギリス)による"ビッグ4"以外で王者の座に就いた選手となった。
しかし、ジュニア時代のメドベージェフは決して将来を嘱望される存在ではなかった。自身でも率直にこう語っている。
「僕はずっと目立たない存在だった。ジュニア時代の僕を知る人に『トップ10に入る』と言えば、『テニスでは何が起きてもおかしくない』という反応くらいは得られただろうが、『世界1位になる』と言う人は、そんなに多くはいなかったと思う」
それでも、世界の頂点に立つという夢だけはずっと抱き続けていた。「1位になりたいとはずっと思っていた。その目標に向かって、一歩ずつ着実に歩みを進めていった感じだった」
そんなメドベージェフが番組内で世界1位になった当時を振り返りながら語ったのが、自宅の壁を相手にラケットを振り続けていた幼少期のエピソードだった。憧れのフェデラーやナダルと対戦している姿を思い描きながら、1人でボールを打ち続けていたという。
「まだ本当に小さかった頃、僕は当時住んでいたアパートの壁を相手にテニスをしていた。壁中をボールで打ち付けていたから、もう白くなくなってしまっていたよ」
メドベージェフはこれまでに通算16週間にわたって世界ランキング1位に在位し、現在も現役選手ではジョコビッチ、カルロス・アルカラス(スペイン/現2位)に次ぐ数少ない元世界王者としてツアーをけん引している。幼い頃、アパートの壁を相手に夢を追い続けた少年は、再び世界の頂点へ返り咲くという目標を胸に、今もなお挑戦を続けている。
文●中村光佑
【動画】メドベージェフがジョコビッチを破り初優勝した「2021全米オープン」決勝戦ハイライト
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現在30歳のメドベージェフは2021年の全米オープンで四大大会シングルス初優勝を達成すると、翌22年2月には悲願だった世界1位に到達。04年にアンディ・ロディック(アメリカ)が1位となって以来、ロジャー・フェデラー(スイス)、ラファエル・ナダル(スペイン)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、アンディ・マリー(イギリス)による"ビッグ4"以外で王者の座に就いた選手となった。
しかし、ジュニア時代のメドベージェフは決して将来を嘱望される存在ではなかった。自身でも率直にこう語っている。
「僕はずっと目立たない存在だった。ジュニア時代の僕を知る人に『トップ10に入る』と言えば、『テニスでは何が起きてもおかしくない』という反応くらいは得られただろうが、『世界1位になる』と言う人は、そんなに多くはいなかったと思う」
それでも、世界の頂点に立つという夢だけはずっと抱き続けていた。「1位になりたいとはずっと思っていた。その目標に向かって、一歩ずつ着実に歩みを進めていった感じだった」
そんなメドベージェフが番組内で世界1位になった当時を振り返りながら語ったのが、自宅の壁を相手にラケットを振り続けていた幼少期のエピソードだった。憧れのフェデラーやナダルと対戦している姿を思い描きながら、1人でボールを打ち続けていたという。
「まだ本当に小さかった頃、僕は当時住んでいたアパートの壁を相手にテニスをしていた。壁中をボールで打ち付けていたから、もう白くなくなってしまっていたよ」
メドベージェフはこれまでに通算16週間にわたって世界ランキング1位に在位し、現在も現役選手ではジョコビッチ、カルロス・アルカラス(スペイン/現2位)に次ぐ数少ない元世界王者としてツアーをけん引している。幼い頃、アパートの壁を相手に夢を追い続けた少年は、再び世界の頂点へ返り咲くという目標を胸に、今もなお挑戦を続けている。
文●中村光佑
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