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海外テニス

テニスのレベルは落ちた? 元王者サフィンが衝撃の私見! シナー、アルカラスは「ビッグ3の時代なら1位になれなかった」<SMASH>

中村光佑

2026.07.15

元1位のサフィン(右)が、シナーとアルカラスの強さは認めつつも、ビッグ3時代にプレーしていたら1位や2位にはなれなかったはずだと持論を展開した。(C)Getty Images

元1位のサフィン(右)が、シナーとアルカラスの強さは認めつつも、ビッグ3時代にプレーしていたら1位や2位にはなれなかったはずだと持論を展開した。(C)Getty Images

 近年の男子テニスツアーでは、共にまだ20代前半にして四大大会で複数回の優勝を誇るヤニック・シナー(イタリア/24歳/現世界ランキング1位)とカルロス・アルカラス(スペイン/23歳/同3位)が他を圧倒しており、今後も2人を中心とした時代が続くとみられている。そうした中で、現役時代に四大大会2勝を挙げた男子元1位のマラト・サフィン氏(ロシア/46歳)が「テニスのレベルは落ちた」との厳しい持論を展開し、耳目を集めている。

 サフィン氏はこのほど、妹で女子元1位のディナラ・サフィーナ氏(40歳)と共にテニス系ポッドキャスト『Best Tennis Podcast』に出演。その中でシナーとアルカラスの強さを高く評価しながらも、両者が別の時代にプレーしていたら現在のような地位には就いていなかったとの見方を示した。

「彼らは共に素晴らしい選手であり、すでに多くのタイトルを獲得している。しかし仮にロジャー・フェデラー(スイス/元1位)やラファエル・ナダル(スペイン/元1位)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア/現7位)らがいた時代、あるいは2000年代前半にプレーしていたら、世界1位や2位にはなれなかったと思う。それに今ほど多くの四大大会タイトルを獲得できたかどうかもわからない」
 
「おそらく私もシナーやアルカラスには負けていただろう。しかし、個人的には彼らを『恐ろしい相手』だとは思わない。彼らはフェデラーではないし、全く別次元だ。彼らがフェデラーのレベルに達するには、まだ大きく成長する必要がある。誰かを見下したいわけではなく、これはあくまで私自身の考え方にすぎない」

 さらにサフィン氏は現在の男子ツアー全体のレベルについても、かつてより選手層が薄くなっているとし、こう批評した。

「テニスのレベルは落ちた。以前は30人から50人もの選手が驚異的なテニスをしていたが、今ではせいぜい10人ほどしかおらず、中にはセットを1つも落とさずに準決勝や決勝へ勝ち進む選手もいる。それが私には奇妙に思える」

 このサフィン氏の見方には異論もある。男子元1位で四大大会7勝を誇るジョン・マッケンロー氏(アメリカ/67歳)は、昨年6月の「全仏オープン」決勝でシナーとアルカラスが繰り広げた5時間29分の歴史的な死闘を受け、米『TNT Sports』の生中継で「2人は全盛期のナダル相手でも優位に立てるだろう。現在のテニスのレベルは、私がこれまでに見てきた中で最も高い」と語っていた。

 両レジェンドの見解が真っ二つに分かれた点は非常に興味深い。

文●中村光佑

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