左腕のケガに悩まされている男子テニス元世界ランキング4位のジャック・ドレイパー(イギリス/現147位)が、母国メディア『Sky Sports』のインタビューに応じ、この1年間苦しんできた故障との闘いや現在の心境、さらには自身のコーチを務める同郷の元世界王者アンディ・マリー氏(39歳)の存在などについて語った。
24歳のドレイパーは利き腕である左腕に骨挫傷と疲労性骨障害を負い、昨年9月から約半年にわたる戦線離脱を経験。それでも今年2月に復帰すると、6月末の「レクサス・イーストボーン・オープン」(イギリス/芝コート/ATP250)ではベスト4に進出し再起の兆しを見せた。しかし直後の四大大会「ウインブルドン」(イギリス/芝)は同箇所の状態が再び悪化したことを理由に欠場を余儀なくされた。
インタビューでドレイパーはウインブルドン欠場について「本当につらかったが、それが正しい決断だった」と振り返り、この1年間の苦悩を次のように打ち明けた。
「この12カ月は本当に苦しかった。痛みに耐え、多くの逆境にも見舞われながら苦境を乗り越えようとしてきた。これまで長期離脱につながるようなケガは経験したことがなかった」
その一方で、「今はこの1年間で最も身体の状態が良い」と回復ぶりをアピール。さらに「長い故障との闘いによって精神的な疲れを感じていたけど、今はようやくエネルギーが戻ってきている」と前向きな変化も明かした。現在はコンディション向上を目的に、プレー面で試行錯誤を重ねているという。
「僕のケガは非常に複雑なものだ。時速200キロ超えのサービスを打たなければならない競技だけに、疲労性骨障害への対処には様々な工夫が求められる。サービスは僕の最大の武器だから、その左腕に強い不快感があると、自分のやりたいプレーをするのも、それを楽しむことも難しくなる」
「だから今は少しでも身体の状態が良くなるように、どう自分のプレーを変えていくか、どう調整するか、ラケットや用具をどう変えるか、どうすればより早く回復できるかといった点を考えながら、できることは何でもやっている」
また、先の芝シーズンから帯同しているマリー氏の存在については、「彼はチームに本当に落ち着きをもたらしてくれている。素晴らしいエネルギーの持ち主で、本当に遊び心のある人」としつつ、「彼は僕がこのスポーツで大きな成功を収められると信じてくれている。自分にとって最大の憧れの1人がそう思ってくれていることは、本当に誇らしいし、自信にもつながる」と感謝を口にした。
ドレイパーは現地27日に開幕した男子ツアー公式戦「ムバダラDCオープン」(アメリカ・ワシントンDC/ハードコート/ATP500)の本戦ワイルドカード(主催者推薦)を獲得し、1回戦で地元勢の21歳アレックス・ミケルセン(アメリカ/現40位)と対戦予定だったが、試合前に棄権を表明。復帰は持ち越しとなり、完全復活へ向けて調整を続けている。
文●中村光佑
【画像】ボールがつぶれ、フェイスがたわむ! プロのスーパーインパクト集/Vol.2
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24歳のドレイパーは利き腕である左腕に骨挫傷と疲労性骨障害を負い、昨年9月から約半年にわたる戦線離脱を経験。それでも今年2月に復帰すると、6月末の「レクサス・イーストボーン・オープン」(イギリス/芝コート/ATP250)ではベスト4に進出し再起の兆しを見せた。しかし直後の四大大会「ウインブルドン」(イギリス/芝)は同箇所の状態が再び悪化したことを理由に欠場を余儀なくされた。
インタビューでドレイパーはウインブルドン欠場について「本当につらかったが、それが正しい決断だった」と振り返り、この1年間の苦悩を次のように打ち明けた。
「この12カ月は本当に苦しかった。痛みに耐え、多くの逆境にも見舞われながら苦境を乗り越えようとしてきた。これまで長期離脱につながるようなケガは経験したことがなかった」
その一方で、「今はこの1年間で最も身体の状態が良い」と回復ぶりをアピール。さらに「長い故障との闘いによって精神的な疲れを感じていたけど、今はようやくエネルギーが戻ってきている」と前向きな変化も明かした。現在はコンディション向上を目的に、プレー面で試行錯誤を重ねているという。
「僕のケガは非常に複雑なものだ。時速200キロ超えのサービスを打たなければならない競技だけに、疲労性骨障害への対処には様々な工夫が求められる。サービスは僕の最大の武器だから、その左腕に強い不快感があると、自分のやりたいプレーをするのも、それを楽しむことも難しくなる」
「だから今は少しでも身体の状態が良くなるように、どう自分のプレーを変えていくか、どう調整するか、ラケットや用具をどう変えるか、どうすればより早く回復できるかといった点を考えながら、できることは何でもやっている」
また、先の芝シーズンから帯同しているマリー氏の存在については、「彼はチームに本当に落ち着きをもたらしてくれている。素晴らしいエネルギーの持ち主で、本当に遊び心のある人」としつつ、「彼は僕がこのスポーツで大きな成功を収められると信じてくれている。自分にとって最大の憧れの1人がそう思ってくれていることは、本当に誇らしいし、自信にもつながる」と感謝を口にした。
ドレイパーは現地27日に開幕した男子ツアー公式戦「ムバダラDCオープン」(アメリカ・ワシントンDC/ハードコート/ATP500)の本戦ワイルドカード(主催者推薦)を獲得し、1回戦で地元勢の21歳アレックス・ミケルセン(アメリカ/現40位)と対戦予定だったが、試合前に棄権を表明。復帰は持ち越しとなり、完全復活へ向けて調整を続けている。
文●中村光佑
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