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国内テニス

【全国中学生テニス選手権】長谷川良菜、攻めのテニスを貫き全国大会初優勝!練習の成果を証明<SMASH>

スマッシュ編集部

2026.08.22

キャリア初となる全国大会決勝進出を果たした長谷川良菜(左)が全国中学生テニス選手権個人戦の女子シングルスを制した。写真:スマッシュ編集部

キャリア初となる全国大会決勝進出を果たした長谷川良菜(左)が全国中学生テニス選手権個人戦の女子シングルスを制した。写真:スマッシュ編集部

 団体戦と個人戦に分かれ、中学生テニスの頂点を懸けて争う「全国中学生テニス選手権大会」(団体戦8月18日~19日、個人戦8月20日~21日/滋賀県・大石緑地スポーツ村テニスコート)。今年で第53回を迎えた伝統の大会は21日、個人戦最終日を迎え、男女のシングルスとダブルスで準決勝、決勝が行なわれた。

 個人戦はシングルスが32ドロー、ダブルスが16ドローで実施され、いずれも全試合1セットマッチ(6ゲームズオール、7ポイントタイブレーク)の短期決戦。優れた技術だけでなく、厳しい暑さの中で戦い抜くスタミナと、最後まで集中力を保つ力も勝敗を左右する。

 女子シングルスの頂点に立ったのは、全国大会初の決勝進出を果たした長谷川良菜(一宮市立中部中)だった。決勝を前に「結果よりも、自分が今まで練習してきたことをやり通すことが大事」と語っていた長谷川。その言葉どおり、第2シードの佐藤怜(川西市立清和台中)との決勝でも、持ち味である伸びのあるスピンボールを軸に、序盤からアクセル全開で攻め込んだ。

 第1ゲームでは5度のデュースの末にブレークに成功。勢いに乗った長谷川は、そのまま3ゲームを連取して主導権を握った。しかし、ここで「勝ちを意識した」ことで、徐々にプレーが消極的になってしまう。攻める姿勢が薄れたことで、逆に佐藤につけ入る隙を与えてしまった。

「勝ちたいという気持ちが強くなりすぎて、逆にプレーが守りに入ってしまった」。そう振り返る長谷川だったが、第4ゲームでブレークバックを許したところで「自分を落ち着かせた」。すると、徐々に本来の攻撃的なプレーを取り戻し、下がり気味だったポジションも「半歩前に出てプレー」することで修正した。

 一方の佐藤も、「自分は失うものはない。とにかく相手より一球でも多く返そう」と気持ちを切り替えて反撃。長谷川にプレッシャーをかけ、4-1から4-3まで追い上げた。

 それでも長谷川は慌てなかった。相手のフォア側にあえてボールを集めながらチャンスを待つなど、試合の状況を見極めながら冷静にプレー。追い上げを許した場面から再びギアを上げ、最後は2ゲームを連取して振り切った。
 
 全国大会初の決勝進出で、見事にタイトルを手にした長谷川。大会を通じて自身の持ち味である攻撃的なテニスを貫き、大きな自信をつかんだ。「自分の持ち味でもある攻めのプレーを毎試合続けられたことが、結果につながりました」。初の全国タイトルは、これまで積み重ねてきた練習の成果を証明するものとなった。

 一方、惜しくも準優勝に終わった佐藤も、最後まで攻める姿勢を崩さなかった。「最後まで振り切れたとは思うので、敗れはしましたが後悔はしていません。プレーは悪くなかったと思います」。決勝での戦いをそう振り返り、充実感をにじませた。

 女子ダブルス決勝では、新地恵芽/浜本まりあ(千葉・柏市立松葉中)の3年生・1年生ペアと、深浦愛梨/吉岡蘭(大阪・浪速中)の2年生ペアが激突した。

 準決勝で第1シードを破った新地/浜本は、その勢いを決勝にも持ち込んで攻め込んだ。一方、団体戦で4強入りに貢献した深浦/吉岡も一歩も引かず、両ペアが激しいラリーを繰り広げた。一進一退の攻防が続く激闘となったが、最後に勝負を決めたのは新地/浜本。7-5で競り勝ち、全国の頂点に立った。

個人戦最終日の結果は以下の通り。

■女子シングルス準決勝
〇長谷川良菜(愛知・一宮市立中部③)[5-8] 6-2 原口礼(神奈川・横浜市立万騎が原③)[1] ●
〇佐藤怜(兵庫・川西市立清和台③)[2] 6-4 平井萌生奈(香川・高松市立木太①)[3-4] ●

■女子シングルス決勝
〇谷川良菜 6-3佐藤怜●

■女子ダブルス準決勝
〇新地恵芽/浜本まりあ(千葉・柏市立松葉③/①)6-3 細井咲智/西邑爽(滋賀・長浜市立びわ③/①)●
〇深浦愛梨/吉岡蘭(大阪・浪速②/②)6-4 齋藤美希/嶋村咲穂(東京・富士見丘①/①●

■女子ダブルス決勝
〇新地恵芽/浜本まりあ 7-5 深浦愛梨/吉岡蘭●

※本文および記録内の丸数字は学年。[ ]内の数字はシード

取材・文●スマッシュ編集部

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