女子テニス世界ランキング1位の28歳アリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)が、現在開催中の四大大会「全米オープン」の記者会見で、コート外での過ごし方を巡る質問に不快感をあらわにした。
今大会にディフェンディングチャンピオンとして出場している第1シードのサバレンカは、現地時間9月2日に行なわれた2回戦で予選勝者のポリーナ・イアチェンコ(ロシア/現160位)を6-1、6-1で圧倒。順当に3回戦進出を決めたが、試合後の会見では思わぬ場面で険しい表情を見せた。
きっかけとなったのは、ある記者から投げかけられた質問だった。
「大会が始まって、今の気分はどうですか? 先週はたくさんのパーティーや楽しいことなどがあったようですが...」と切り出されると、サバレンカはすぐさま反応した。
「あなたたち、ふざけてるの? パーティー? 楽しんでいた? どうしてそんなことを言うの? いったい何なの、その質問は? 私がブランド関連のイベントについて幾つか投稿しただけで、パーティーをしていたとでも思っているの?」
これに対して同記者は「あなたがパーティーをしていたと言っているわけではない」と釈明し、大会前に多くのイベントや予定があったという意味だと説明。しかしサバレンカは「文字通り、パーティーをしていたと言ったじゃない」と納得せず、その後「大会が始まり、気持ち的に引き締まって、闘争心も湧いてきていると感じるか?」と改めて尋ねられても、「そうね。それまでは真剣じゃなかったってことでしょ。次の質問に行って。ちゃんと考えてからものを言って」と厳しい言葉を返した。
実はサバレンカは、1回戦後の会見でも似たような質問を受けていた。大会前にスポンサー関連のイベントなどで多忙だったことに触れられ、「今はようやくテニスだけに集中できているのではないか?」と問われると、「先週はテニスに集中していなかったと言っているの?」と反応。その上で、自身のスケジュールはあくまでテニスを中心に組まれており、オフコートの活動は慎重に選んでいると説明していた。短い期間で同じようなことを繰り返し聞かれたことに、今回ばかりは我慢ならなかったのかもしれない。
もっとも、こうした質問が相次ぐのは、今季中盤以降のサバレンカがやや勢いを欠いていることが関係しているとみられる。3月に「BNPパリバ・オープン」と「マイアミ・オープン」(いずれもWTA1000)を連続で制して“サンシャイン・ダブル”を達成したが、以降はタイトルから遠ざかっており、四大大会もここまでは無冠。さらに世界1位陥落の危機も迎えており、今大会後もトップの座を維持するには、自身の連覇に加え、現2位のエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)が準決勝進出を逃すことが条件となる。
まさに“背水の陣”で今大会に臨んでいるサバレンカ。それでも、テニスへの向き合い方を疑問視されることだけは看過できなかったようだ。ただ彼女の立場上、こうした周囲の雑音をはねのけるには、結果で見返すしかないのも事実だろう。
文●中村光佑
【画像】サバレンカ他、全米オープン2026を戦う女子トップ選手たちの厳選フォト!
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きっかけとなったのは、ある記者から投げかけられた質問だった。
「大会が始まって、今の気分はどうですか? 先週はたくさんのパーティーや楽しいことなどがあったようですが...」と切り出されると、サバレンカはすぐさま反応した。
「あなたたち、ふざけてるの? パーティー? 楽しんでいた? どうしてそんなことを言うの? いったい何なの、その質問は? 私がブランド関連のイベントについて幾つか投稿しただけで、パーティーをしていたとでも思っているの?」
これに対して同記者は「あなたがパーティーをしていたと言っているわけではない」と釈明し、大会前に多くのイベントや予定があったという意味だと説明。しかしサバレンカは「文字通り、パーティーをしていたと言ったじゃない」と納得せず、その後「大会が始まり、気持ち的に引き締まって、闘争心も湧いてきていると感じるか?」と改めて尋ねられても、「そうね。それまでは真剣じゃなかったってことでしょ。次の質問に行って。ちゃんと考えてからものを言って」と厳しい言葉を返した。
実はサバレンカは、1回戦後の会見でも似たような質問を受けていた。大会前にスポンサー関連のイベントなどで多忙だったことに触れられ、「今はようやくテニスだけに集中できているのではないか?」と問われると、「先週はテニスに集中していなかったと言っているの?」と反応。その上で、自身のスケジュールはあくまでテニスを中心に組まれており、オフコートの活動は慎重に選んでいると説明していた。短い期間で同じようなことを繰り返し聞かれたことに、今回ばかりは我慢ならなかったのかもしれない。
もっとも、こうした質問が相次ぐのは、今季中盤以降のサバレンカがやや勢いを欠いていることが関係しているとみられる。3月に「BNPパリバ・オープン」と「マイアミ・オープン」(いずれもWTA1000)を連続で制して“サンシャイン・ダブル”を達成したが、以降はタイトルから遠ざかっており、四大大会もここまでは無冠。さらに世界1位陥落の危機も迎えており、今大会後もトップの座を維持するには、自身の連覇に加え、現2位のエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)が準決勝進出を逃すことが条件となる。
まさに“背水の陣”で今大会に臨んでいるサバレンカ。それでも、テニスへの向き合い方を疑問視されることだけは看過できなかったようだ。ただ彼女の立場上、こうした周囲の雑音をはねのけるには、結果で見返すしかないのも事実だろう。
文●中村光佑
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