海外テニス

サバレンカのラケット破壊やカメラマンへの暴言が物議! 観客席へのボール打ち込みは「失格寸前だった?」と海外メディア<SMASH>

中村光佑

2026.09.14

全米OP決勝で悔しい敗戦を喫したサバレンカ。試合中に怒りに任せて打ち込んだボールは、カメラマンに直撃していたら失格となっていた可能性もあった。(C)Getty Images

 今季最後のテニス四大大会「全米オープン」の女子シングルスは、エレーナ・ルバキナ(カザフスタン/27歳/大会時世界ランキング2位)の初優勝で幕を閉じた。そして今、決勝で対戦したアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ/28歳/同1位)が試合中および試合後に見せた振る舞いが物議を醸している。

 大会14日目の現地9月12日に行なわれたこの試合、大会3連覇を狙った第1シードのサバレンカは、第2シードのルバキナに4-6、7-5、2-6のフルセットで敗戦。2023年大会決勝でココ・ガウフ(アメリカ/現4位)に敗れて以来3年ぶりとなる全米での黒星を喫した。

 サバレンカにとっては、今年1月の「全豪オープン」決勝に続いて四代大会のタイトルマッチでルバキナに敗れる悔しい結果に。さらに今季は四大大会無冠でシーズンを終えることが決まった。

 試合中からサバレンカは苛立ちを募らせていた。第1セットでは怒りに任せて観客席へボールを打ち込み、カメラマン近くの撮影機材に直撃。さらに試合終了後にはラケットをコートに数回叩きつけて破壊し、その様子を撮影しようと近付いてきたカメラマンに「クソ、あっちへ行け」との暴言も吐いたという。
 
 テニス専門サイト『Tennis365』は「怒りを爆発させたサバレンカは全米オープン決勝で失格寸前だった?」との見出しで一連の行動を報道。20年大会の男子4回戦でノバク・ジョコビッチ(セルビア/現5位)が打ったボールが線審の喉に当たって失格となった一件を引き合いに、「もしボールがあと数インチずれてカメラマンに直撃していたら、彼女も同じ運命をたどっていたかもしれない」と指摘した。

 その後の記者会見でサバレンカは自身のパフォーマンスに不満を示した一方、勝者を素直に称賛。「彼女(ルバキナ)はとても攻撃的で素晴らしいテニスをしていた。今日は単純に彼女のプレーが私よりも良かった」と口にした。

 一方でラケットを壊したことについては、「四大大会の決勝で、しかも3連覇が懸かっていた試合に敗れると、本当に感情をコントロールするのが難しくなる」と説明。「もし感情を抑え込んでいたら、表彰式やこの会見で一言も話せなくなるか、見苦しい態度を取ってしまっていたかもしれない。だから、そうした怒りや失望を全て外に吐き出したかった」と胸中を明かした。

 既報の通り、今大会後には99週連続で守ってきた世界1位の座もルバキナに明け渡す。それでもサバレンカは「私はいつも、より強くなって戻ってきた」と前を向き、「今シーズンで得られた教訓の全てが、来年もっといい仕事をするためのモチベーションになる」と巻き返しを誓った。

文●中村光佑

【動画】サバレンカが敗戦後にラケットを破壊! カメラマンに暴言も…

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