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海外テニス

ルネが明かすロッカールームのライバルたち。「いつもはいい雰囲気」だが、試合前は「どんな小さな弱みも見逃さない」<SMASH>

中村光佑

2026.09.17

間もなくケガからの復帰を果たす元4位のルネ。ロッカールームでの選手たちの人間関係について語った。(C)Getty Images

間もなくケガからの復帰を果たす元4位のルネ。ロッカールームでの選手たちの人間関係について語った。(C)Getty Images

 男子テニス元世界ランキング4位のホルガー・ルネ(デンマーク/現144位)が、ATP(男子プロテニス協会)公式サイトのインタビューに登場。その中でトップ選手が集うロッカールームの知られざる舞台裏を明かした。

 現在23歳のルネは昨年10月に出場した男子ツアー大会「BNPパリバ・ノルディック・オープン」(スウェーデン・ストックホルム/室内ハードコート/ATP250)で左アキレス腱を断裂し、約11カ月にわたって戦線を離脱。長期のリハビリを経て、今週末に母国デンマークで開催される男子国別対抗戦「デビスカップ」(デ杯)で待望の実戦復帰を果たす予定となっている。

 今回、ATPの特別企画「Locker Room Code」に登場したルネは、過去に憧れのビッグ3(フェデラー、ナダル、ジョコビッチ)とロッカールームを共有した思い出を回想。2023年の「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/芝コート/四大大会)で初めてシード選手用のロッカールームに入った際には、ジョコビッチから「おめでとう。君はここにいるのにふさわしい選手だ」と声をかけられたという。

 一方で、自身がランキングを上げて彼らのライバルとなるにつれ、選手同士の関係性も変化。「オフコートでは1人の人間として彼らと友好的でいたい。だがひとたびコートに立ったら戦士となり、相手のことなんて気にせず、とにかく倒すことを考えなければならない」とルネは言う。
 
 さらにロッカールームでは、ライバルたちに自身の状態を悟られないことも重要だと説く。

「選手たちはどんなに小さな弱みも見逃さない。それはロッカールームの中でも同じだ。どんな気分でいようとポーカーフェイスを作らなければならないし、身体に何か問題を抱えていたとしても、そこにいる選手たちには見せないようにする必要がある。みんながお互いを見ているからね」

 試合直前には、これから対戦する相手とわずか数メートルの距離で準備をしたり、時にはトイレで隣り合わせになったりすることもあるという。それでも試合が終われば再び普段の関係に戻り、「選手同士のトラブルはそれほど多くないと思う。いつもはいい雰囲気だよ」と説明した。

 コートの外では友好的に接し、試合が近付けば互いのわずかな変化にも目を光らせる――世界最高峰の舞台でしのぎを削るトップ選手たちにとって、ロッカールームもまた一種の“駆け引きの場”となっているようだ。

文●中村光佑

【動画】デビスカップでの復帰に向けて会場で調整に励むルネ

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