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海外テニス

女子世界3位ペグラが四大大会男子の試合形式変更を提案!「準々決勝より前は3セット制がいい」。ノーアド方式には否定的<SMASH>

中村光佑

2026.09.20

深夜まで及ぶ試合が相次いだ全米オープンを受け、ペグラが大会の試合形式やスケジュールの見直しについて自身の考えを示した。(C)Getty Images

深夜まで及ぶ試合が相次いだ全米オープンを受け、ペグラが大会の試合形式やスケジュールの見直しについて自身の考えを示した。(C)Getty Images

 先のテニス四大大会「全米オープン」で深夜帯の試合が相次いだことを受け、女子世界ランキング3位のジェシカ・ペグラ(アメリカ/32歳)が、5セット制で行なわれている男子シングルスの試合形式を一部変更する案を提示した。スペインのテニス専門サイト『Punto de Break』などが報じている。

 今大会では試合終了時刻が深夜や未明にずれ込むケースが相次いだ。中でも大きな話題となったのが、現地9月8日に実施された男子シングルス準々決勝のベン・シェルトン(アメリカ/大会時9位)対カルロス・アルカラス(スペイン/同3位)だ。

 前の試合が長引いた影響で午後11時05分に始まったこの試合は、4時間28分に及ぶフルセットの激闘となり、決着したのは翌9日の午前3時33分だった。こうした異例の深夜決着を受け、選手のコンディションやリカバリー、さらには観客や大会関係者への負担という観点から、大会スケジュールや試合形式を見直すべきとの声が多く上がった。

 そんな中、今大会の女子シングルスで4強入りしたペグラは、テニス系ポッドキャスト番組『The Player’s Box』でこの問題に言及。四大大会の男子シングルスについて、準々決勝より前のラウンドを3セットマッチとし、準々決勝以降を従来通りの5セットマッチとする案を提示した。ただし自身が提案する方式だけでは深夜決着を完全には防ぎきれないだろうとも認めている。

「正直、この問題に関してはどんな解決策があるのかはわからないけど、私自身は準々決勝より前のラウンドを3セットマッチにして、準々決勝から5セット制にするのがいいと考えている。ただ仮にそうしたとしても、あの日のアルカラス対シェルトン戦を含め、それで問題が解決するかと言われたら、しないと思う」
 
 一方でペグラは、試合時間短縮のためならどのようなルール変更でも受け入れるという考えではない。特に40-40から次の1ポイントでゲームの勝敗を決める「ノーアドバンテージ方式」については否定的な見解を示している。

 さらに彼女はサービスがネットに触れて入った場合もプレーを続行する「ノーレット」についても、「馬鹿げていると思う。ネットに当たって落ちるサービスで、なぜポイントを取りたいと思うのかがわからない」と疑問を呈した。

 なお、四大大会の男子シングルスで序盤のラウンドのみ3セットマッチを採用する案は以前から一部選手らが提唱しており、男子元13位のニック・キリオス(オーストラリア/現916位)も2024年に「4回戦までは3セットマッチ、準々決勝以降は5セットマッチにするべきだ」と主張していた。

 今大会の深夜決着を巡っては、午後7時に始まるナイトセッションの開始時刻を早める案や、センターコート以外にも試合を分散させる案など、様々な意見が出ている。長年続く四大大会の伝統を維持しながら選手や観客への負担をいかに軽減するか、議論は今後も続きそうだ。

文●中村光佑

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