25歳でテニスを始め、32歳でプロになった市川誠一郎選手は、夢を追って海外のITF(国際テニス連盟)大会に挑み続ける。雑草プレーヤーが知られざる下部ツアーの実情や、ヨーロッパのテニス環境、選手たちの取り組みについて綴る転戦記。
―――◆―――◆―――
海外の選手がどのようにジュニアからプロのツアーに移行しているのか、そのキャリアパスを紹介するシリーズ。ここまでトップ選手のみならず、途中で挫折した選手、時間をかけて這い上がった選手など、多くの例を検証してきました。
今回は日本の若手トップ選手を見ていきます。日本で育った日本人選手のプロツアー(最下層のITFツアー)出場開始は、最近の例だと、松岡隼選手が17歳、本田尚也選手が16歳終盤といったところです。これまで見てきたヨーロッパのトップジュニアと比べて1年以上遅いことがわかります。
また、日本の大学からプロになる場合は、ジュニア期では一度もプロツアーに出場しておらず、初参戦が大学進学後や卒業後という選手までいます。島袋将選手(※ジュニア期にプロツアーに出たのは1大会)のようにそこからグランドスラムに到達したケースもありますが、彼の成功は例外中の例外であり、可能性を高めるという点では、もっと早いスタートが求められます。
日本の大学テニスは非常にレベルが高く、挑戦すれば可能性を持った選手はたくさんいます。にもかかわらず、プロになりたいと言っているジュニアや学生たちに目標を聞くと、全日本ジュニアやインカレの優勝という選手がほとんどで、圧倒的に視野が狭いです。
これまで書いてきたような、世界のトップを目指す選手がどんなスピード感で、どんなプランでキャリア形成していくか、全く見えていません。また部や体育会にもツアーに出場しやすいサポートが少ないケースが多く、学生大会以外への挑戦を難しくしています。
周囲の環境のせいで、14、15歳でプロツアーに出場する選択肢はほとんどなく、日本では未だにそれは時期尚早だと考えられています。グランドスラムに出場する選手が周囲にたくさんいるヨーロッパの環境と異なり、日本では世界基準の視点を持っている人がわずかしかおらず、トップに行く選手のキャリアパスが共通認識として知られていません。
―――◆―――◆―――
海外の選手がどのようにジュニアからプロのツアーに移行しているのか、そのキャリアパスを紹介するシリーズ。ここまでトップ選手のみならず、途中で挫折した選手、時間をかけて這い上がった選手など、多くの例を検証してきました。
今回は日本の若手トップ選手を見ていきます。日本で育った日本人選手のプロツアー(最下層のITFツアー)出場開始は、最近の例だと、松岡隼選手が17歳、本田尚也選手が16歳終盤といったところです。これまで見てきたヨーロッパのトップジュニアと比べて1年以上遅いことがわかります。
また、日本の大学からプロになる場合は、ジュニア期では一度もプロツアーに出場しておらず、初参戦が大学進学後や卒業後という選手までいます。島袋将選手(※ジュニア期にプロツアーに出たのは1大会)のようにそこからグランドスラムに到達したケースもありますが、彼の成功は例外中の例外であり、可能性を高めるという点では、もっと早いスタートが求められます。
日本の大学テニスは非常にレベルが高く、挑戦すれば可能性を持った選手はたくさんいます。にもかかわらず、プロになりたいと言っているジュニアや学生たちに目標を聞くと、全日本ジュニアやインカレの優勝という選手がほとんどで、圧倒的に視野が狭いです。
これまで書いてきたような、世界のトップを目指す選手がどんなスピード感で、どんなプランでキャリア形成していくか、全く見えていません。また部や体育会にもツアーに出場しやすいサポートが少ないケースが多く、学生大会以外への挑戦を難しくしています。
周囲の環境のせいで、14、15歳でプロツアーに出場する選択肢はほとんどなく、日本では未だにそれは時期尚早だと考えられています。グランドスラムに出場する選手が周囲にたくさんいるヨーロッパの環境と異なり、日本では世界基準の視点を持っている人がわずかしかおらず、トップに行く選手のキャリアパスが共通認識として知られていません。




