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海外テニス

「間違った方向に向かっている」シナーの今季終了を受け、アルカラスが過密スケジュールへの不満を吐露<SMASH>

スマッシュ編集部

2026.10.11

度々議論される過密スケジュール問題。その犠牲となる選手たちからは抜本的な改革が求められている。(C)Getty images

度々議論される過密スケジュール問題。その犠牲となる選手たちからは抜本的な改革が求められている。(C)Getty images

 男子テニス世界ランキング3位のカルロス・アルカラス(スペイン)は、最大のライバルであるヤニック・シナー(イタリア/世界ランク1位)がケガを理由に今シーズンを早期終了したことを受け、ツアースケジュールの過酷さについて再び言及している。

 シナーは7月の「ウインブルドン」(四大大会)終了後に右ヒザの負傷が明らかになり、夏の北米ハードコートシリーズを全休。アジアシリーズからの復帰が見込まれていたが、10月6日に公式SNSで「ヒザの治療を受けることを決断しました」として、ファンに向けて今季終了を発表していた。

 海外メディア『TNT SPORTS』によると、シナーの今季終了の発表について質問を受けたアルカラスは「状況は間違った方向に向かっている」とコメント。

「選手がケガをするようになった理由の一つは、ATP(男子テニス協会)の運営側が選手に対して多くの大会に出場し多くの試合をこなすよう、度を越して追い込んでいるからだ」とツアースケジュールの過酷さを指摘しつつ、「ヤニックはこの数カ月を無事に過ごし、来シーズンに向けて万全のコンディションを整えられるといいね」とシナーへの気遣いを見せた。
 
「近いうちに彼と会って話せることを願っているけど、関係者は選手たちと共に、ツアーで何が起きているのかをもう少し見極める必要があると思う」

 アルカラス自身も、今季は手首のケガで1月の全豪オープン後から約4カ月に渡りツアー離脱を経験。昨年に続き連覇を達成した先日の「木下グループジャパンオープン2026」(ハード/ATP500)の大会期間中には、「もう少し試合数を減らして、毎週毎週大会が連続するような状況をなくすこと。その点は間違いなく変わってほしい」とツアースケジュールへの不満を漏らしていた。

 男女を問わずここ数年で続出しているトップ層の負傷離脱は、ツアーの収益面でも少なくない損害を与えていると予想される。ツアー運営側にとっても重大な懸念事項だろう。選手たちの負担を少しでも緩和できるように何かしらの対策が必要だ。

構成●スマッシュ編集部

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