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磯村志直伝、フォアハンドの高弾道トップスピン。斜め上に振りながら、少し厚く当てて威力を加える【プロが明かすテニス上達法】<SMASH>

スマッシュ編集部

2026.10.12

磯村志選手のフォアハンドトップスピン。ラケットを斜め上にスイングしながら、少し厚く当てて威力も加えると、高弾道でよく跳ねるスピンになるという。(C)THE DIGEST

磯村志選手のフォアハンドトップスピン。ラケットを斜め上にスイングしながら、少し厚く当てて威力も加えると、高弾道でよく跳ねるスピンになるという。(C)THE DIGEST

 プロテニス選手は、高度なショットをいとも簡単に叩き込む。なぜあんなボールが打てるのか? その秘訣をプロ本人に明かしてもらうシリーズ。今回は2024年の全日本選手権で準優勝した磯村志選手が登場! 高弾道のフォアハンドトップスピンについて教えてくれた。

  *  *  *

 自分の中では、フォアハンドはエースを取りにいくような武器ではなく、試合展開を作るためのショットの1つという認識です。トップスピンをかけて相手の嫌がる所に配球し、得意とするバックハンドに持っていけるように意識しています。

 フラットもたまに打ちますが、割合としては1~2割で、スピンをしっかりかける方ですね。ネットの上、ラケット1~2本ぐらいの高さを狙い、意識付けとして軌道を高く取るようにしています。そして回転によってベースライン内に深く落とすというイメージです。

 技術的なポイントとしては、右足をボールの近くに置いて(写真1コマ目)、構えを早くすることを特に心掛けています。自分の場合、胸の前からラケットを後ろに引いていく時に、左手で長く持ちすぎる傾向があるため(2コマ目)、その間にボールが来てしまうことが多いんです。だからラケットヘッドを後ろに持っていく動作をできるだけ早くしようと意識しています。
 
 この写真は悪くないですが、欲を言えば、3コマ目あたりの段階でまだヘッドが前方を向いているので、これを後ろに向けたいですね。普段から練習はしているんですけど、試合になるとどうしても自分のクセが出てしまいます。

 スイングは、下から上にこすり上げるのがベースです(5~7コマ目)。その中で少し厚く面を当てて、なるべく威力を上げるように意識しています。

 ただ、自分からその出力を上げすぎるとボールがコート内に収まりません。相手のボールの力も使いながら、ちょうど良くなるように調整しています。そうすると感覚的には前というよりも「斜め上」に振るイメージですかね。

【プロフィール】磯村志/いそむらこころ
2003年1月22日、広島県生まれ。175cm、右利き。コーチの父と二人三脚で力を付け、19年にJrデ杯代表として世界一に。22年にプロ転向し、攻守に長けたストロークを武器に24年ITF札幌で初優勝。全日本選手権では準優勝と活躍し、JTAランクを11位まで上げた。25年にはダブルスでATPチャレンジャー2勝を挙げている。やすいそ庭球部所属。

構成●スマッシュ編集部
※『スマッシュ』2025年7月号より再編集

【連続写真】磯村志選手の高弾道のフォアハンドトップスピン『30コマの超分解写真』

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