2026年が現役ラストイヤーとなる男子テニス元世界ランキング6位のガエル・モンフィス(フランス/40歳/現254位)がシーズン終了を待たずして、テニスの不正防止のための第三者機関「ITIA」(国際テニス・インテグリティ・エージェンシー)に引退を申告していたことが明らかになった。
ITIA公式サイトの引退選手リストを見ると、すでにモンフィスの名前が掲載されており、引退日として「2026年10月5日」と記されている。当初は11月2日に開幕する母国開催のツアー大会「ロレックス・パリ・マスターズ」(フランス・パリ/室内ハードコート/ATP1000)を最後の公式戦とする意向を示していたが、予定より早く現役を退いた形となった。
仏紙『レキップ』の報道によると、ITIAの広報責任者であるエイドリアン・バセット氏はモンフィスの登録状況について「本人から引退の申告を受けた」とし、「現在は引退選手として扱われており、大会への出場は認められていない」と説明している。
さらに、ATP(男子プロテニス協会)公式サイトにあるモンフィスの選手プロフィールでも、通常は生年月日に併記される年齢が表示されておらず、生年月日のみが記載されている。これは引退選手のプロフィールに見られる形式と同様であり、今回の報道と符合している。
モンフィスは9月に行なわれた四大大会「全米オープン」のシングルス2回戦で、20歳の有望株ラーナー・ティエン(アメリカ/現17位)に敗退。同大会後には、「リヨン・オープン」(10月19日~25日/フランス・リヨン/ATP250)に本戦ワイルドカード(主催者推薦)で出場する旨を明かし、翌週の「エルステ・バンク・オープン」(10月26日~11月1日/オーストリア・ウィーン/ATP500)への参戦にも含みを持たせていた。
また、約1年前に『レキップ』の取材でパリ・マスターズを最後の大会とするのかと問われた際には、「それが理想的だね」と回答。自国開催の大会で輝かしいキャリアを締めくくることを望んでいた。
ITIAの規定では、引退した選手が公式大会に復帰するには、出場する少なくとも6カ月前から、試合期間外にもドーピング検査を受けられる状態にしておく必要がある。このため、リヨン、ウィーン、パリの各大会への出場は認められない。既報の通り、モンフィスは引退後に金融機関で働く意向を示しており、現役復帰する可能性は低いとみられる。
ちなみに、ITIAの引退選手リストには、先の「木下グループ ジャパンオープン2026」(日本・東京/ハード/ATP500)で最後の大会を終えた錦織圭(36歳/元4位)の名前も10月1日付けで掲載されている。錦織は敗戦当日に引退を申告したことになる。
現時点ではモンフィス本人から今回の報道に関する説明はなされていない。長年ツアーを盛り上げてきたテニス界屈指のエンターテイナーは、母国のファンの前で最後の雄姿を披露することなく、選手生活に幕を下ろすことになりそうだ。
文●中村光佑
【画像】モンフィスをはじめ、全米オープン2026で輝いた男子トップ選手たちの厳選フォト!
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ITIA公式サイトの引退選手リストを見ると、すでにモンフィスの名前が掲載されており、引退日として「2026年10月5日」と記されている。当初は11月2日に開幕する母国開催のツアー大会「ロレックス・パリ・マスターズ」(フランス・パリ/室内ハードコート/ATP1000)を最後の公式戦とする意向を示していたが、予定より早く現役を退いた形となった。
仏紙『レキップ』の報道によると、ITIAの広報責任者であるエイドリアン・バセット氏はモンフィスの登録状況について「本人から引退の申告を受けた」とし、「現在は引退選手として扱われており、大会への出場は認められていない」と説明している。
さらに、ATP(男子プロテニス協会)公式サイトにあるモンフィスの選手プロフィールでも、通常は生年月日に併記される年齢が表示されておらず、生年月日のみが記載されている。これは引退選手のプロフィールに見られる形式と同様であり、今回の報道と符合している。
モンフィスは9月に行なわれた四大大会「全米オープン」のシングルス2回戦で、20歳の有望株ラーナー・ティエン(アメリカ/現17位)に敗退。同大会後には、「リヨン・オープン」(10月19日~25日/フランス・リヨン/ATP250)に本戦ワイルドカード(主催者推薦)で出場する旨を明かし、翌週の「エルステ・バンク・オープン」(10月26日~11月1日/オーストリア・ウィーン/ATP500)への参戦にも含みを持たせていた。
また、約1年前に『レキップ』の取材でパリ・マスターズを最後の大会とするのかと問われた際には、「それが理想的だね」と回答。自国開催の大会で輝かしいキャリアを締めくくることを望んでいた。
ITIAの規定では、引退した選手が公式大会に復帰するには、出場する少なくとも6カ月前から、試合期間外にもドーピング検査を受けられる状態にしておく必要がある。このため、リヨン、ウィーン、パリの各大会への出場は認められない。既報の通り、モンフィスは引退後に金融機関で働く意向を示しており、現役復帰する可能性は低いとみられる。
ちなみに、ITIAの引退選手リストには、先の「木下グループ ジャパンオープン2026」(日本・東京/ハード/ATP500)で最後の大会を終えた錦織圭(36歳/元4位)の名前も10月1日付けで掲載されている。錦織は敗戦当日に引退を申告したことになる。
現時点ではモンフィス本人から今回の報道に関する説明はなされていない。長年ツアーを盛り上げてきたテニス界屈指のエンターテイナーは、母国のファンの前で最後の雄姿を披露することなく、選手生活に幕を下ろすことになりそうだ。
文●中村光佑
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