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海外テニス

痛みを抱えながら最後までプレーしたシフィオンテク。陣営の対応に批判が集まるなか、トレーナーが反論「やめるよう3回伝えた」<SMASH>

中村光佑

2026.10.19

武漢OP準決勝で左太ももの痛みを訴えてメディカルタイムアウトを取ったシフィオンテク。長年サポートするトレーナーのリシュチェク氏は、試合続行を巡る経緯を明かした。(C)Getty Images

武漢OP準決勝で左太ももの痛みを訴えてメディカルタイムアウトを取ったシフィオンテク。長年サポートするトレーナーのリシュチェク氏は、試合続行を巡る経緯を明かした。(C)Getty Images

 女子テニス世界ランキング9位のイガ・シフィオンテク(ポーランド/25歳)が、出場した「武漢オープン」(中国・武漢/ハードコート/WTA1000)で左太ももを負傷しながらもプレーを続行したことを巡り、陣営の対応に批判の声が上がっている。これを受け、長年シフィオンテクを支えるトレーナーのマチェイ・リシュチュク氏が、自身のX(@MRyszczuk)を通じて反論した。

 四大大会シングルス6勝を誇る元世界1位のシフィオンテクは、今大会の準決勝で同胞の親友マヤ・フワリンスカ(25歳/大会時22位/現11位)と対戦。第1セット途中に左太ももの痛みを訴えてメディカルタイムアウトを取ると、第2セットでは涙を流しながら陣営のスタッフと言葉を交わす場面も見られた。途中棄権することなく最後まで戦い抜いたものの5-7、1-6のストレートで敗れ、決勝進出を逃した。

 試合後、SNS上では痛みを抱えながらプレーを続けたシフィオンテクの判断に疑問の声が上がり、一部のファンからは、陣営が途中棄権を促さなかったことを問題視する意見も寄せられた。こうした批判に対し、リシュチュク氏はX上で「いい加減なことを言うのはやめてください」と強く反論。その上で、試合続行はシフィオンテク本人の意思だったと説明した。
 
「私は彼女に、健康に良くないから試合をやめるよう3回伝えました。それでもプレーを続けると決めたのは彼女自身です。彼女が自分でそう決断した以上、私はできる限り彼女をサポートします」

 シフィオンテク自身も試合後、途中棄権しなかった理由について言及。仏メディア『TennisActu』によると、親友のフワリンスカには棄権による勝利ではなく、互いに試合を最後まで戦った上で決勝進出を決めてほしかったという思いもあったという。

 さらにシフィオンテクは今大会中、体調不良にも見舞われていたことを報告。初戦(2回戦)終了後には、大会からの撤退を検討していたことも明かしており、決して万全とは言えない状態で戦い続けていたことがうかがえる。

 シフィオンテクは次戦として本日19日に開幕する「寧波オープン」(中国・寧波/ハード/WTA500)への出場を予定しており、その翌週の「東レ パン パシフィックオープン」(10月26日~11月1日/日本・東京/ハード/WTA500)にもエントリーしている。年間成績の上位8名のみが出場できるシーズン最終戦「WTAファイナルズ」(11月8日~15日/アメリカ・インディアンウェルズ/ハード/FIN)の残る1枠を巡る争いは大詰めを迎えているが、無理だけは避けたいところだ。

文●中村光佑

【画像・動画】リシュチュク氏の反論ツイートとシフィオンテクの武漢OP準決勝ハイライト

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