開催中の男子テニスツアー公式戦「ヨーロピアン・オープン」(10月19日~25日/ベルギー・ブリュッセル/室内ハードコート/ATP250)で、大会途中に試合会場が変更される異例の事態が発生した。これを受け、出場選手のタロン・フリークスポール(オランダ/現世界ランキング60位)が、変更後のコートのプレー環境に不満をあらわにした。
今大会は当初、ブリュッセル市の大型複合展示施設「ブリュッセル・エキスポ」内にある「INGアリーナ」で開催されていたが、現地23日の準々決勝から、同敷地内にある「パレ5」に会場を移動した。INGアリーナで24日から26日までの3日間にわたり音楽コンサートが開催されることが、変更の理由である。
トーナメントをある会場で開始し、別の会場で終了する――というのが主催者が取った解決策。この移動自体は大会前から発表されており、観客にも混乱はなかったが、実際の試合で翻弄されたのが、元21位の30歳フリークスポールだ。準々決勝で第2シードのイリ・レヘチュカ(チェコ/現20位)と対戦した際、変更後の会場ではコートの左右と後方のスペースが変更前の会場と比べて広くなり過ぎていることに憤りを隠さなかった。
オランダのテニスメディア『Tennisnieuws』によると、フリークスポールは主審に対し、「コートの左右も後ろも、スペースが3倍ほど広くなっている。これでは全く違うコートじゃないか!」と抗議。さらに「会場を移さなければならなかったことは理解しているが、なんでコート周辺の広さまで変わってしまったんだ?」と不満をぶつけた。
それでも試合はフリークスポールが4-6、6-4、6-3で逆転勝利。翌24日の準決勝でも第3シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン/元18位/現21位)を2-6、6-3、7-6(4)で下し、決勝進出を決めた。
セルンドロ戦後、ポルトガルのテニスメディア『Raquetc』の取材に応じたフリークスポールは、「大会の途中でコートを変更するなんて非常に珍しいことだし、おそらく史上初めてのことじゃないかな。コート自体のコンディションは同じだが、左右と後方のスペースが変更前より広くなった」と改めて驚きと不満を示しつつ、「適応するのは難しいけど、今日はうまく対応できたと思う」と満足げに試合を振り返った。
この結果、フリークスポールは昨年6月の「マヨルカ選手権」(芝コート/ATP250)以来約1年4カ月ぶりとなるツアータイトルに王手。現地25日に予定されている決勝では同じ元21位の36歳ヤン‐レナード・ストルフ(ドイツ/現58位)と対戦する。
文●中村光佑
【動画】環境はそれほど違わない? フリークスポールの準決勝(新会場/対セルンドロ戦)と1回戦(旧会場/対シェーンハウス戦)のハイライト
【関連記事】全米覇者ズベレフと準優勝シェルトンへの批判で炎上、釈明に追われるフリークスポール<SMASH>
【関連記事】モンフィスが離婚後、初の声明を発表。心ない批判を受けるスビトリーナを擁護し「彼女の選択と理由を尊重する」<SMASH>
今大会は当初、ブリュッセル市の大型複合展示施設「ブリュッセル・エキスポ」内にある「INGアリーナ」で開催されていたが、現地23日の準々決勝から、同敷地内にある「パレ5」に会場を移動した。INGアリーナで24日から26日までの3日間にわたり音楽コンサートが開催されることが、変更の理由である。
トーナメントをある会場で開始し、別の会場で終了する――というのが主催者が取った解決策。この移動自体は大会前から発表されており、観客にも混乱はなかったが、実際の試合で翻弄されたのが、元21位の30歳フリークスポールだ。準々決勝で第2シードのイリ・レヘチュカ(チェコ/現20位)と対戦した際、変更後の会場ではコートの左右と後方のスペースが変更前の会場と比べて広くなり過ぎていることに憤りを隠さなかった。
オランダのテニスメディア『Tennisnieuws』によると、フリークスポールは主審に対し、「コートの左右も後ろも、スペースが3倍ほど広くなっている。これでは全く違うコートじゃないか!」と抗議。さらに「会場を移さなければならなかったことは理解しているが、なんでコート周辺の広さまで変わってしまったんだ?」と不満をぶつけた。
それでも試合はフリークスポールが4-6、6-4、6-3で逆転勝利。翌24日の準決勝でも第3シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン/元18位/現21位)を2-6、6-3、7-6(4)で下し、決勝進出を決めた。
セルンドロ戦後、ポルトガルのテニスメディア『Raquetc』の取材に応じたフリークスポールは、「大会の途中でコートを変更するなんて非常に珍しいことだし、おそらく史上初めてのことじゃないかな。コート自体のコンディションは同じだが、左右と後方のスペースが変更前より広くなった」と改めて驚きと不満を示しつつ、「適応するのは難しいけど、今日はうまく対応できたと思う」と満足げに試合を振り返った。
この結果、フリークスポールは昨年6月の「マヨルカ選手権」(芝コート/ATP250)以来約1年4カ月ぶりとなるツアータイトルに王手。現地25日に予定されている決勝では同じ元21位の36歳ヤン‐レナード・ストルフ(ドイツ/現58位)と対戦する。
文●中村光佑
【動画】環境はそれほど違わない? フリークスポールの準決勝(新会場/対セルンドロ戦)と1回戦(旧会場/対シェーンハウス戦)のハイライト
【関連記事】全米覇者ズベレフと準優勝シェルトンへの批判で炎上、釈明に追われるフリークスポール<SMASH>
【関連記事】モンフィスが離婚後、初の声明を発表。心ない批判を受けるスビトリーナを擁護し「彼女の選択と理由を尊重する」<SMASH>




