先日行なわれたテニスの「全米オープン」男子シングルスを制し、大会初優勝と今季2度目の四大大会優勝を飾った世界ランキング2位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/29歳)。その戴冠を巡って様々な意見が飛び交う中、同55位のタロン・フリークスポール(オランダ/30歳)が示した率直な見解が注目を集めている。
今季のズベレフは四大大会で目覚ましい成績を残している。1月の「全豪オープン」で4強入りすると、6月の「全仏オープン」で悲願の四大大会初優勝を達成。「ウインブルドン」でも準優勝し、先の全米では決勝で地元勢のベン・シェルトン(アメリカ/現4位)を下して頂点に立った。
一方、その全米では世界1位のヤニック・シナー(イタリア/25歳)が右ヒザの問題で欠場し、同3位のカルロス・アルカラス(スペイン/23歳)も準々決勝でシェルトンに敗退。両雄が決勝に不在だったこともあり、女子元世界11位のアリゼ・コルネ氏(フランス/36歳)や男子元1位のジョン・マッケンロー氏(アメリカ/67歳)らから物足りなさをにじませる発言も飛び出した。
そんな中、フリークスポールも9月18日と19日に母国オランダで開催された男子国別対抗戦「デビスカップ(デ杯)」を前に全米を回顧。決勝について「かなり平凡な試合だったと思う。特にシェルトンは非常に安定感を欠いていて、1ゲームにつき2、3ポイントを簡単に相手へ与えていた」と評した。
さらに今大会ではサービス前の長い「ボール突き」が話題となったズベレフについて、「そもそも僕は彼の試合を見るのがつらい」と切り出し、皮肉交じりにこう続けた。
「特に今大会では、毎回サービスを打つ前にボールを400回くらい突いていた。さすがにあれはやりすぎだと思ったけど、それが彼の助けになったのだろう。もしかすると僕も同じことをした方がいいのかもしれない」
そしてズベレフが今後シナーやアルカラスを凌ぎ、世界1位の座を奪う可能性を問われると、「それは絶対にない」と断言。その一方で「あの2人が大会でうまくいかなければ、後ろにはサーシャ(ズベレフの愛称)が控えている。彼がキャリアを四大大会4勝、あるいは5勝で終えたとしても、僕は全く驚かない」と語った。
こうした歯に衣着せぬ発言が大きな反響を呼んだ背景には、フリークスポール自身のシェルトン、ズベレフとの対戦結果もある。今回の全米では1回戦でシェルトンに敗れ、早々に姿を消した。またズベレフとは先月の「ナショナルバンク・オープン」(ハード/ATP1000)2回戦こそ勝利したものの、通算対戦成績では3勝9敗と大きく負け越している。
一連の発言が大々的に報じられると、フリークスポールは自身のXを更新。「僕が言いたかったのは、延々と続くボール突きによって試合を見るのがつらかったということだけ。今年を通してサーシャが成し遂げてきたことには称賛しかない」と真意を説明した。しかしこの“火消し”も騒動を収束させるには至らず、その後も賛否の声が相次いだ。
文●中村光佑
【動画】フリークスポールが平凡だったと酷評した「全米オープン2026決勝」ハイライト
【関連記事】今年の全米オープン男子決勝は物足りない? 有識者たちの発言が物議「興味ない」「カルロスとヤニック、元気になってくれよ」<SMASH>
【関連記事】ズベレフの“多すぎるボール突き”にハチャノフが文句! 元世界1位ロディックは「セカンドサービスにもショットクロックが必要」と提案<SMASH>
今季のズベレフは四大大会で目覚ましい成績を残している。1月の「全豪オープン」で4強入りすると、6月の「全仏オープン」で悲願の四大大会初優勝を達成。「ウインブルドン」でも準優勝し、先の全米では決勝で地元勢のベン・シェルトン(アメリカ/現4位)を下して頂点に立った。
一方、その全米では世界1位のヤニック・シナー(イタリア/25歳)が右ヒザの問題で欠場し、同3位のカルロス・アルカラス(スペイン/23歳)も準々決勝でシェルトンに敗退。両雄が決勝に不在だったこともあり、女子元世界11位のアリゼ・コルネ氏(フランス/36歳)や男子元1位のジョン・マッケンロー氏(アメリカ/67歳)らから物足りなさをにじませる発言も飛び出した。
そんな中、フリークスポールも9月18日と19日に母国オランダで開催された男子国別対抗戦「デビスカップ(デ杯)」を前に全米を回顧。決勝について「かなり平凡な試合だったと思う。特にシェルトンは非常に安定感を欠いていて、1ゲームにつき2、3ポイントを簡単に相手へ与えていた」と評した。
さらに今大会ではサービス前の長い「ボール突き」が話題となったズベレフについて、「そもそも僕は彼の試合を見るのがつらい」と切り出し、皮肉交じりにこう続けた。
「特に今大会では、毎回サービスを打つ前にボールを400回くらい突いていた。さすがにあれはやりすぎだと思ったけど、それが彼の助けになったのだろう。もしかすると僕も同じことをした方がいいのかもしれない」
そしてズベレフが今後シナーやアルカラスを凌ぎ、世界1位の座を奪う可能性を問われると、「それは絶対にない」と断言。その一方で「あの2人が大会でうまくいかなければ、後ろにはサーシャ(ズベレフの愛称)が控えている。彼がキャリアを四大大会4勝、あるいは5勝で終えたとしても、僕は全く驚かない」と語った。
こうした歯に衣着せぬ発言が大きな反響を呼んだ背景には、フリークスポール自身のシェルトン、ズベレフとの対戦結果もある。今回の全米では1回戦でシェルトンに敗れ、早々に姿を消した。またズベレフとは先月の「ナショナルバンク・オープン」(ハード/ATP1000)2回戦こそ勝利したものの、通算対戦成績では3勝9敗と大きく負け越している。
一連の発言が大々的に報じられると、フリークスポールは自身のXを更新。「僕が言いたかったのは、延々と続くボール突きによって試合を見るのがつらかったということだけ。今年を通してサーシャが成し遂げてきたことには称賛しかない」と真意を説明した。しかしこの“火消し”も騒動を収束させるには至らず、その後も賛否の声が相次いだ。
文●中村光佑
【動画】フリークスポールが平凡だったと酷評した「全米オープン2026決勝」ハイライト
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