約22年にもわたる現役生活を終えた男子テニス元世界ランキング6位のガエル・モンフィス(フランス/40歳)が10月26日、ライブ配信プラットフォーム「Twitch」で自身の突然の引退について言及し、女子元3位のエリーナ・スビトリーナ(ウクライナ/32歳/現6位)との離婚が決断に大きく影響したことを明かした。
モンフィスは当初、来週開幕の「ロレックス・パリ・マスターズ」(フランス・ナンテール/室内ハードコート/ATP1000)を最後に現役を退く予定だったが、今月初めに引退選手として登録された。その後、19日にはスビトリーナが自身のSNSで離婚を発表。モンフィスも24日にインスタグラムを更新し、元妻への感謝を伝えるとともに、彼女に向けられた数々の批判に心を痛めていることを明かしていた。
今回のライブ配信でも離婚に関してはスビトリーナに非があるわけではないと強調したモンフィス。それでも精神的な負担は大きく、早期引退を決断する一因になったと明かしている。
「エリーナとの別れは、僕にとって非常につらいものだった。僕たちも一人の人間で、それぞれに問題を抱えていて、必ずしも自分の望むように物事をコントロールできるわけではない。同じような経験をした人ならわかると思うけど、別れを乗り越えるのは難しいことだ。僕自身も思うように練習できなくなり、精神的にも苦しかった。食事の量も減り、何をするにもうまくいかなくなった」
それから、家族や親しい人たちと話す中で、今の自分は試合に臨むための十分な準備ができるのか、自問するようになったともいう。「キャリアの最後にコートに立つことは、それまで経験したことのない感情を伴うわけだから、非常に難しい。さらに心が傷ついた状態で先のことまで考えなければならず、試合に出ることはできないと感じた」と改めて説明した。
続けてモンフィスは、報道の通り正式な引退日が「10月5日」だったことを認めた一方、その事実が本人の発表より先に明らかになったことについても言及。「こんな形で別れを告げたかったわけではない」と悔しさをにじませた。
そんな彼にとって、うれしい知らせもあった。パリ・マスターズ期間中の現地11月3日に引退セレモニーが開催されることが決定したのだ。式典は19時開始のナイトセッション第1試合終了後に行なわれる予定で、本人も「皆さんに直接お別れを伝えられる」と喜びを示した。
波乱に満ちた引退劇となったテニス界屈指のエンターテイナー。それでも、長年にわたって声援を送り続けてくれた母国のファンに、これまでの感謝を伝えられることとなったのは、せめてもの救いと言えるだろう。
文●中村光佑
【画像】モンフィスが10月24日に自身のSNSに投稿した離婚に関する声明
【関連記事】モンフィスが離婚後、初の声明を発表。心ない批判を受けるスビトリーナを擁護し「彼女の選択と理由を尊重する」<SMASH>
【関連記事】スビトリーナが夫モンフィスとの離婚を発表。長引く戦争が心に深い傷を残し「本来の自分を取り戻す必要があった」<SMASH>
モンフィスは当初、来週開幕の「ロレックス・パリ・マスターズ」(フランス・ナンテール/室内ハードコート/ATP1000)を最後に現役を退く予定だったが、今月初めに引退選手として登録された。その後、19日にはスビトリーナが自身のSNSで離婚を発表。モンフィスも24日にインスタグラムを更新し、元妻への感謝を伝えるとともに、彼女に向けられた数々の批判に心を痛めていることを明かしていた。
今回のライブ配信でも離婚に関してはスビトリーナに非があるわけではないと強調したモンフィス。それでも精神的な負担は大きく、早期引退を決断する一因になったと明かしている。
「エリーナとの別れは、僕にとって非常につらいものだった。僕たちも一人の人間で、それぞれに問題を抱えていて、必ずしも自分の望むように物事をコントロールできるわけではない。同じような経験をした人ならわかると思うけど、別れを乗り越えるのは難しいことだ。僕自身も思うように練習できなくなり、精神的にも苦しかった。食事の量も減り、何をするにもうまくいかなくなった」
それから、家族や親しい人たちと話す中で、今の自分は試合に臨むための十分な準備ができるのか、自問するようになったともいう。「キャリアの最後にコートに立つことは、それまで経験したことのない感情を伴うわけだから、非常に難しい。さらに心が傷ついた状態で先のことまで考えなければならず、試合に出ることはできないと感じた」と改めて説明した。
続けてモンフィスは、報道の通り正式な引退日が「10月5日」だったことを認めた一方、その事実が本人の発表より先に明らかになったことについても言及。「こんな形で別れを告げたかったわけではない」と悔しさをにじませた。
そんな彼にとって、うれしい知らせもあった。パリ・マスターズ期間中の現地11月3日に引退セレモニーが開催されることが決定したのだ。式典は19時開始のナイトセッション第1試合終了後に行なわれる予定で、本人も「皆さんに直接お別れを伝えられる」と喜びを示した。
波乱に満ちた引退劇となったテニス界屈指のエンターテイナー。それでも、長年にわたって声援を送り続けてくれた母国のファンに、これまでの感謝を伝えられることとなったのは、せめてもの救いと言えるだろう。
文●中村光佑
【画像】モンフィスが10月24日に自身のSNSに投稿した離婚に関する声明
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