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海外テニス

フェデラー夫妻が約1億円を新型コロナウイルスの影響で苦しむ家族に寄付し、新しく基金も設立!

スマッシュ編集部

2020.03.26

「私たちが行なうことは始まりにすぎない」と約1億円の寄付をSNSで発信したフェデラー。(C)GettyImages

「私たちが行なうことは始まりにすぎない」と約1億円の寄付をSNSで発信したフェデラー。(C)GettyImages

 新型コロナウイルスが世界的な広がりを見せている現状を見て、テニス界だけでなくスポーツ界でも人格者として知られる、ロジャー・フェデラー(スイス)が、自身のSNSで寄付を行なうことを発表した。

「今、誰もがチャレンジの時を迎えており、誰も取り残されるべきではありません。ミルカと私は個人的に100万スイスフランをスイスで困窮している家族へ寄付をすることを決めました」。100万スイスフランは、日本円にすると約1億1300万円。

 そして、このサポートが自身だけでなく、広がってほしいとの思いを続けた。「私たちが行なうことは始まりにすぎません。助けを必要とする家族をもっとサポートできるように、他の人たちも参加してくれることを祈っています。一緒にこの危機を乗り越えましょう」。最後は、「健康で!」とのコメントで締めくくられた。
 
 このツイートには、称賛のコメントが寄せられ、その多くが、ロジャーと妻のミルカ、そして子どもたちの健康を祈る言葉で溢れた。中には「世界に向けて良い例を示してくれてありがとう」とのコメントもあった。

 フェデラーの行動は寄付に留まらなかった。「確実に素早く、スイスで助けを必要としている家族を救えるように」と、新しく基金を設立したことを数時間後に発表。基金名は『Fund for families in need(困っている家族のための基金)』で、『ロジャー・フェデラー基金』のパートナーで信頼のおける“Winterhilfe”が運営を担うようだ。新しい基金は「3月26日から機能し、食事券や子どものケアサービスなど様々な面で貢献できる準備ができた」と続けた。

 女子テニスの元ナンバー1で、現在2位のシモナ・ハレップ(ルーアニア)も、自国の現在の医療現場について知り、必要な医療品を購入できるように寄付することを決めたと、自身のSNSで発表している。

 フェデラーやハレップの行動に影響を受け、寄付するアスリートがこれから増えていくかもしれない。

構成●スマッシュ編集部

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