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海外テニス

「涙を止められない」「ロジャーありがとう」中止のウインブルドンが動画を配信。ナレーションを務めたフェデラーの言葉に世界が涙!

THE DIGEST編集部

2020.04.11

ウインブルドンのSNSにて公開された動画のナレーションを務めたフェデラー。(C)Getty Images

ウインブルドンのSNSにて公開された動画のナレーションを務めたフェデラー。(C)Getty Images

 4月1日にウインブルドン選手権の中止を発表したオールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブが、テニス界の絶対王者ロジャー・フェデラーのナレーションによる動画をファンに向けて配信している。

 1分17秒の動画は、同大会の歴史を感じさせる映像、過去の名シーンや熱戦に沸く観客の様子が盛り込まれている。フェデラーは冒頭で、「(初開催の)1877年から、ウインブルドンのファンはこの選手権を大切にしてくれている」と語りかけ、お馴染みのマルチスクリーンや昼夜途絶えることのない人々の行列に触れながら、自身がこれまで8度にわたり優勝カップを掲げた同大会を回想。そして、「今年の夏は残念だけれど、離ればなれだからこそ私たちは団結しなくてはいけない」と新型コロナウイルス蔓延で不安を抱くファンへ呼びかけている。
 
 同ウイルスと格闘する医療従事者が映像に写されると、「テントも記録更新も、そして(優勝者の名前が)刻まれた優勝カップもない。でも、(ウインブルドンは)皆さんの情熱とサポートに感謝しています。数えきれない闘士たちが栄冠に値すること知っているから。私たちのために世界中の最前線で戦う方々にエールを送ります」と続けている。

 最後は日が昇るシーンで、「希望を持ってみんな一丸となろう。きっと今日より明日は良くなる」と語りかけて、フェデラーはナレーションを終えている。

 動画はアップからわずか20時間弱で再生回数36万回超を記録。SNS上でも心を打たれた多くのファンがコメントを寄せている。

「かなり泣かされたよ。ロジャーのナレーションは完璧すぎ」
「感動させられたわ。フェデラーの声って心地いい」
「涙がこぼれた」
「涙を止められないけど、また観てしまう」
「素敵なメッセージ、ロジャーありがとう」

 フェデラーのウインブルドンへの思いが感じられるナレーションが絶妙にマッチした素敵な動画に、ファンはひと時の安らぎを感じることができたようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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