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海外テニス

驚異のコートカバーでボールを拾いまくった小さな巨人、マイケル・チャンのフットワークを見よ!【レジェンドFILE19】

スマッシュ編集部

2020.05.31

縦横無尽にコートを駆け回ったマイケル・チャン。振られてもバランスが崩れない身体調整能力は見事。写真:スマッシュ写真部

縦横無尽にコートを駆け回ったマイケル・チャン。振られてもバランスが崩れない身体調整能力は見事。写真:スマッシュ写真部

 スウェーデン、ドイツが男子のテニス界を牽引した後の時代は、アメリカが勢いを盛り返した。1990年頃からアメリカ黄金世代の台頭が始まるが、そのメンツがスゴイ。  1970年生まれのアンドレ・アガシ...
 スウェーデン、ドイツが男子のテニス界を牽引した後の時代は、アメリカが勢いを盛り返した。1990年頃からアメリカ黄金世代の台頭が始まるが、そのメンツがスゴイ。

 1970年生まれのアンドレ・アガシとジム・クーリエ。71年生まれのピート・サンプラス。72年生まれのマイケル・チャン。同世代の4人がグランドスラム・チャンピオンの座を競い合ったのだ。

 この中で先陣を切ったのが、89年の全仏オープンで17歳にして鮮烈な優勝を飾ったチャンだ。彼は体格のなが致命的なハンディにはなり得ないことを証明した点で、テニス史に残るプレーヤーと言える。
 
 チャンのコートカバー能力はまさに超人的だった。この連続写真はハードコートでのフットワークだが、最後の一歩を大きくステップして身体を安定させ、スイングをしながら両足を宙に送っている。「モーグルステップ」と呼ばれるテクニックで、こうすることで着地後すぐに戻れるように配慮しているのだ。

 当時の選手の中で、止まる時のスキッド音が鳴っていたのはチャンぐらいのものだろう。それだけ彼のストップ&ダッシュは激しかった。

 またこのフォアハンドでは、空中でスイングしながらずっと頭の位置が一定なのも、見事と言うほかない。彼の類まれな身体調整能力を物語っており、だからこそあれほど精度の高いショットを打ち続けられたのだろう。

 小さな身体でフットワークを生かし、戦術的に戦っていた点に惹かれた錦織圭が、チャンをコーチに招聘したのは鋭い判断だった。

【プロフィール】マイケル・チャン/Michael Chang(USA)
1972年生まれ。ATPランキング最高位2位(96年9月)。グランドスラム通算1勝(RG:89年)。台湾系アメリカ人。男子テニス選手としては身長175センチと小柄であるが、卓越したフットワークを武器に世界のトップで活躍した。17歳3カ月での全仏優勝は今なお男子のGS最年少記録であり、アジアにルーツを持つ男子選手として唯一のGS優勝者。その後も全豪・全仏・全米で準優勝したが、2度目のGS制覇は成らなかった。13年末からは、錦織のパートタイムコーチを務める。

編集協力●井山夏生 構成●スマッシュ編集部

【PHOTO随時更新】ボルグ、コナーズ、エドバーグetc…伝説の王者たちの希少な分解写真!
 
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【動画】全仏決勝・名勝負5選、チャン対エドバーグが4位にランクイン!(1分15秒ごろから)

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