テニス界の“生ける伝説”ロジャー・フェデラーが、今シーズンの活動を見送ることを発表した。

　フェデラーは10日に自身のツイッター（@rogerfederer）で以下のようなメモを公開。

ファンの皆様へ
皆さんが、安全で健康的に過ごしていることを願っています。
数週間前、（右ヒザの）リハビリ中に再発したため、
再び簡単な関節鏡の処置を受ける必要がありました。
今は、2017年シーズンの時と同じように、必要な時間をかけて、
自分の最高のプレーができるように準備をするつもりです。
ファンの皆さんや、ツアーの皆さんと会えないのは寂しいですが、
2021年シーズンの開幕時に皆さんに会えるのを楽しみにしています。
それではごきげんよう。
  　２月に「以前から気になっていた」という右ヒザの手術を受けたフェデラー。その際には、クレーシーズンをスキップして、芝のシーズンでの復帰を目指すという旨のコメントを公表していた。しかし、先日のスイスメディアによるインタビューで、コーチのセベリン・リュティ氏が語っていたように、術後の経過が良くなかったようだ。

　いずれにせよ、ツアーは７月末までの中断が確定しており、再開はさらに遅れるのではないかとの意見もある。今シーズンをスキップしても、大きな影響は出ないだろう。今年８月には39歳の誕生日を迎えるフェデラーだが、この期間にしっかり回復して、来シーズンには再び「伝説」の紡ぎ手となってくれることを期待したい。

構成●スマッシュ編集部

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