先日、クラスターの発生した『アドリア・ツアー』に参加していたアレクサンダー・ズべレフが、今週に入って、自粛期間中でありながらフランスでのパーティーに参加していたことが判明し、各方面から批判を浴びている。

　オーストラリアのニック・キリオスも、この件について自身のインスタグラム（@ k1ngkyrg1os）のストーリーで「まただ。ズべレフ、まただよ。君たちはどれだけ自分勝手なんだ！？もうこのテニス界にはうんざりだ！」と批判の声を上げていたが、ズべレフと同じドイツ出身の元世界１位、ボリス・ベッカーには、キリオスのこの発言が気に入らなったようだ。

　ベッカーはツイッターで「ネズミは嫌いだ！」とキリオスを名指しで批判した。さらに「同じアスリート仲間の悪口を言うような奴は私の友人じゃない！私たちよりも優れているとでも思っているのか、鏡で自分をよく見てみろ」とバッサリ。
  　これに対しキリオスは「良かれと思って言っているんだボリス。別に誰かと競おうってわけじゃない」「これは世界的なパンデミックだ。もし他の誰かがアレックス（ズべレフ）みたいなバカをしたら、同じように非難するさ。単純な話だ」とすぐさま反論。続けて自身のフォロワーに向けて「ボリス・ベッカーは思っていたより“でかいドーナツ”（間抜け）だ。ボレーは打てるかもしれないが、頭の回転は鈍いらしい」と痛烈に皮肉ってみせた。

　男子テニス界きっての破天荒男であるキリオスと、レジェンド選手・ベッカーのSNSを介した過激な舌戦は、多くのテニス関係者の話題をさらった。キリオスとズべレフは共に、７月13日から19日にかけてドイツで行なわれるエキジビション大会に出場予定。その際に、どのようなやり取りがなされるのかにも注目したい。

構成●スマッシュ編集部

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