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海外テニス

高速スイング&ライジングを同時に実践したアガシ。攻撃力を極限まで高めたフォアハンドを見よ!【レジェンドFILE22】

スマッシュ編集部

2020.07.08

身体を効率的に使って高速スイングしたアガシ。なおかつライジングでボールを捉えたのが超人的だった。写真:スマッシュ写真部

身体を効率的に使って高速スイングしたアガシ。なおかつライジングでボールを捉えたのが超人的だった。写真:スマッシュ写真部

 1990年代の男子テニス界、「史上最高のオールラウンダー」と称えられたのがピート・サンプラスなら、「史上最高のストローカー」の称号はアンドレ・アガシのものだった。この「矛」と「盾」の対戦では数々の名勝負が生まれている。

 それにしてもアガシの全盛期のプレーは、見ていて面白かった。自分はコートのセンターからあまり動かずにショットを左右に振り分け、走り回るのは相手だけ。それはまるでテレビゲームのコントローラーを動かしているみたいなイメージ。戦術的なラリーに秀でていたのがアガシと言える。

 また、彼の残した功績の1つに、ボールをライジングで厚く叩くスタイルを確立したことが挙げられる。かつてのコナーズもライジングではあったが、それは腕全体を固めて、丁寧に面を合わせるスタイルだった。
 
 アガシはコナーズとは異なり、ヒジや手首を柔らかく使い、上体のひねり戻しも積極的に取り入れて、スイングスピードを最大限に高めた点が先鋭的だった。その高速スイングの中でボールの上がりばなを叩くという、高等技術を彼は実践したのだ。

 このフォアハンドの連続写真を見てもわかるように、アガシのスイングにはどこにも無理がない。まず上体をひねり(1コマ目)、右足の蹴りによってそのひねりを戻し(5~6コマ目)、腕を加速させる(6~7コマ目)。パワーを出す上で最高に合理的な方法、「運動連鎖」を駆使したスイングだ。

 そうして高められたスイングスピードに加え、ボールを捉えるタイミングが早いので、相手はポジションを戻す時間がない。時間を盗まれた相手は徐々に追い詰められていく。その様子がテレビゲームのように見えたのは当然の帰結だった。

【プロフィール】アンドレ・アガシ/Andre Agassi(USA)
1970年生まれ。ATPランキング最高位1位(95年4月)。グランドスラム通算8勝(AUS:95・00・01・03年、RG:99年、WIM:92年、US:94・99年)。キャリアGS・五輪金メダル・ツアー最終戦優勝を全て達成している史上唯一のテニスプレーヤー。ライジングショットを軸とした攻撃的なグラウンドストローカーで、86年のデビューから06年の引退まで20年以上にわたって活躍した。90年代前半は、長髪(途中からカツラだったと後に告白)に奇抜なウェアでプレーし、ファッション面においても新しい風を吹かせた。夫人は元女王のグラフ。

編集協力●井山夏生 構成●スマッシュ編集部

【PHOTO随時更新】サンプラス、アガシetc…伝説の王者たちの希少な分解写真/Vol.2
 

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【動画】ATPツアー「アガシのスーパーショット10選」はこちら!

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