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海外テニス

挫折と栄光を経験した天才少女、カプリアティ。パワーみなぎるフラットフォアハンドは必見!【レジェンドFILE23】

スマッシュ編集部

2020.07.19

屈指の破壊力を誇ったカプリアティのフォアハンド。スピン量を抑え、直線的にボールを叩いている。写真:スマッシュ写真部

屈指の破壊力を誇ったカプリアティのフォアハンド。スピン量を抑え、直線的にボールを叩いている。写真:スマッシュ写真部

 過去、女子テニス界で「天才少女」と呼称されたプレーヤーは数多くいるが、ジェニファー・カプリアティは正真正銘の天才少女だった。なにしろ1990年に13歳でプロ転向した彼女は、デビュー戦のツアー大会でいきなり決勝進出。全仏オープンでは14歳2カ月でベスト4入りし、プロ1年目にしてランキングを8位まで上げたのだ。

 さらに92年のバルセロナ・オリンピックでは16歳で金メダルを獲得。瞬く間に世界中から愛されるテニスアイドルとなった。

 テニスの面でカプリアティが特に優れていたのは、そのボールスピードに由来する圧倒的な攻撃力だ。彼女はデビューした時からとにかくすさまじい強打で注目を浴びた。

 このフォアハンドの連続写真を見てほしい。ラケットダウンをほとんどせず、ボールを真後ろからダイレクトに捉えている(5~6コマ目)。これによりスピンの回転量を最小限に抑え、エネルギーのほぼ全てをボールスピードに注入。弾道の低い伸びのあるボールを相手コートに突き刺した。
 
 そのスイングスピードの速さは、10コマ目にも表れている。フィニッシュで右肩が前に出ているが、これは身体を回したというよりも、あまりにスイングがパワフルなため、勢いでここまで来たと見るべきだろう。

 93年の全米オープンで1回戦負けしたことにより突然不調を来たしたカプリアティは、ツアーから長期離脱。その燃え尽き症候群(バーンアウト)を背景に低年齢でのプロ入りが議論されるようになった。

 しかし96年に復帰してからの彼女は、一回り成長した姿を見せる。その強打をベースにしつつも、少しスピンを混ぜたり、カウンターを使うなど、ゲームメークする能力も身に付けていた。ようやく彼女のテニスは完成し、頂点へと駆け上がっていくことになる。

【プロフィール】ジェニファー・カプリアティ/Jennifer Capriati(USA)
1976年生まれ。WTAランキング最高位1位(2001年10月)。グランドスラム通算3勝(AUS:01・02年、RG:01年)。強力なフォアハンドストロークが持ち味のハードヒッター。13歳でプロ転向すると、14歳で全仏4強、16歳で五輪金メダルを獲得し、天才少女として脚光を浴びる。その後は一度バーンアウトするも見事復活、01年の全豪で悲願のGS初優勝を果たし、同年秋にはランキング1位の座に就いた。翌年の全豪で連覇を果たすも、その後は肩の故障に苦しみ04年に引退。

編集協力●井山夏生 構成●スマッシュ編集部

【PHOTO随時更新】サンプラス、アガシ、カプリアティら、レジェンドたちの希少な分解写真
 

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【動画】カプリアティがヒンギスを破り悲願のGS初制覇! 01年全豪決勝ハイライト

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