海外テニス

「感染リスクが不安」女子テニス世界1位のバーティーが全米欠場を発表

スマッシュ編集部

2020.07.30

昨年の全米オープンでは、シングルス4回戦進出、女子ダブルスでは準優勝を果たしたバーティー。(C)GettyImages

 女子テニス世界ランク1位のアシュリー・バーティーが、全米オープンを欠場する意向であることを明かした。

 オーストラリアテニス協会の公式ホームページで公開された声明によれば、今回の彼女の決断は新型コロナウイルスの感染拡大を懸念してのものだという。

「私たちは、今年のウェスタン&サザン・オープンと、全米オープンのために渡米することをやめました」と語るバーティー。「どちらも大好きな大会なので難しい決断でしたが、まだ新型コロナウイルスの感染リスクがあり、私たちチームをそのような状況に置くのは不安です」とした。
 
 ウェスタン&サザン・オープンと全米オープンが開催されるニューヨーク州では、感染が大きく広がりを見せた3~4月と比べると、状況は落ち着きつつある。しかし今度は、フロリダ州やテキサス州、カリフォルニア州で感染者が急増しており、米国全体で見るとまだまだ予断を許さない状況だ。

 全米オープン後には、全仏オープンを含むヨーロッパでのクレーシーズンが始まるが、昨年の全仏女王であるバーティーは、これらヨーロッパでの大会も、いまだ検討中だという。「全仏オープンと、その前後のヨーロッパでの大会については、今後数週間のうちに決断を下すつもりです」とコメントした。

 全米オープン前哨戦には、バーティーの他に世界ランク2位のシモナ・ハレプ、同5位のエリーナ・スビトリーナ、昨年の全米女王で同6位のビアンカ・アンドレスクなどが欠場となる予定だ。

構成●スマッシュ編集部

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