現在、英国で開催されているエキジビション大会「バトル・オブ・ザ・ブリッツ」。男女混合の2チームに分かれての団体戦で、イギリスが誇る元世界1位、アンディー・マリーと、その兄でダブルスの名手であるジェイミー・マリーの発案によるものだ。
本大会では、他の多くのエキジビション大会と同様に、無観客での開催や、スタッフ、選手たちの社会的距離を保つことなど、様々な新型コロナウイルス感染対策が取られている。
試合後に行なわれる選手の握手も禁止され、ラケット同士を軽く合わせる“ラケットタップ”をその代わりとするのがテニス界の新常識となりつつあるが、今回この“ラケットタップ”を巡って、選手間で険悪なムードになるシーンがあった。
問題が起きたのは、29日(日本時間)に行なわれた、世界ランク28位のダニエル・エバンスと、同44位カイル・エドムンドの対戦。
試合は6-4、6-4でエバンスが勝利したのだが、この結果に不満げなエドムンドは、終了後にネット際に歩み寄ると、差し出されたエバンスのラケットに対し、下から強く小突き上げるような悪意ある“ラケットタップ”を行なったのだ。
この態度にエバンスは憤慨。「気をつけろよ、カイル!気をつけろ!」と、エドムンドを睨みつけながらベンチに戻ると、近くで勝利を祝福するチームメイトに向けて「彼が何をしたか見たか!?僕のラケットを叩いたんだ!」と苦言を呈していた。
さらに、チームメイトの女子選手が「きっと冗談よ。本気じゃないと思うわ」と彼をなだめていたが、「いや、あれは本気だったと思うね」と、エバンスは納得していない様子だった。
新型コロナウイルスが感染拡大を続ける以上、この“ラケットタップ”のルールはテニス界に残り続けるだろう。試合後の握手の際のトラブルはこれまでも見られたが、今後は今回のようなトラブルも増えていくかもしれない。
構成●スマッシュ編集部
【動画】「気をつけろよ、カイル!」エドムンドの悪意ある”ラケットタップ”と、それに憤慨するエバンス
本大会では、他の多くのエキジビション大会と同様に、無観客での開催や、スタッフ、選手たちの社会的距離を保つことなど、様々な新型コロナウイルス感染対策が取られている。
試合後に行なわれる選手の握手も禁止され、ラケット同士を軽く合わせる“ラケットタップ”をその代わりとするのがテニス界の新常識となりつつあるが、今回この“ラケットタップ”を巡って、選手間で険悪なムードになるシーンがあった。
問題が起きたのは、29日(日本時間)に行なわれた、世界ランク28位のダニエル・エバンスと、同44位カイル・エドムンドの対戦。
試合は6-4、6-4でエバンスが勝利したのだが、この結果に不満げなエドムンドは、終了後にネット際に歩み寄ると、差し出されたエバンスのラケットに対し、下から強く小突き上げるような悪意ある“ラケットタップ”を行なったのだ。
この態度にエバンスは憤慨。「気をつけろよ、カイル!気をつけろ!」と、エドムンドを睨みつけながらベンチに戻ると、近くで勝利を祝福するチームメイトに向けて「彼が何をしたか見たか!?僕のラケットを叩いたんだ!」と苦言を呈していた。
さらに、チームメイトの女子選手が「きっと冗談よ。本気じゃないと思うわ」と彼をなだめていたが、「いや、あれは本気だったと思うね」と、エバンスは納得していない様子だった。
新型コロナウイルスが感染拡大を続ける以上、この“ラケットタップ”のルールはテニス界に残り続けるだろう。試合後の握手の際のトラブルはこれまでも見られたが、今後は今回のようなトラブルも増えていくかもしれない。
構成●スマッシュ編集部
【動画】「気をつけろよ、カイル!」エドムンドの悪意ある”ラケットタップ”と、それに憤慨するエバンス