新型コロナウイルス感染から復帰を果たしたグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)が、テニスのエキシビジョンマッチ「UTS(アルティメット・テニス・ショーダウン)」に出場。グループリーグ初戦をリシャール・ガスケ(フランス)と戦ったが、結果はセットカウント0-4で惨敗。約1カ月以上の休養を経てカムバックを果たしたものの、グループリーグ敗退が決まった。
ディミトロフは6月にクロアチアで開催された『アドリア・ツアー』に出場したが、その後体調不良を訴え、新型コロナウイルス感染が確認された。奇しくもディミトロフはアドリア・ツアー参加者初の感染者となり、ボルナ・チョリッチ(クロアチア)、そして大会主催者のノバク・ジョコビッチやゴラン・イバニセビッチからも感染が判明した。
ディミトロフは海外テニスサイト『Tennis Majors』のインタビューに答え、新型コロナとの戦いを赤裸々に語った。
感染後は「1カ月くらいずっと家にいた」と話すディミトロフ。さらに「正直、今回は自分に期待はしていなかった。長期間練習をしていなかったし、まだ高いレベルでプレーできる状態にはないことはわかっていた。徐々に体調は良くなっているけれど、完璧に戻るのはまだ難しいと感じる」と感染のつらさを伝えた。
また、具体的な症状について、「呼吸も苦しかったし、何より疲れていた。臭いも味もしなかった」と語る。
復調にはまだ時間がかかりそうだが、決して悲観しているわけではないようだ。
「本当に今はコートに立てることがラッキーなこと。またプレーできることに感謝しているし、やっぱりコートに出てきて、ライバルたちとしのぎを削るのは素晴らしいことだね」と話した。
ディミトロフは今回のUTSへの出場に関して、「再開されるATPツアーに向けていい準備になった」と捉え、「今は本当に日々努力を積み重ねるだけだと思う。コンディションをうまく整えながらも、最終的には100%回復することを望んでいる」と語った。
なお、ATPツアーは8月のウェスタン&サザン・オープン(8月22日~28日/ニューヨーク)から再開が決まっており、全米オープン(8月31日~9月13日/ニューヨーク)も開催される予定。一方、8月中旬に予定されていたシティ・オープンは中止を決定している。
文●中村光佑
【PHOTO】ディミトロフらトッププロの超絶フットワーク集!
ディミトロフは6月にクロアチアで開催された『アドリア・ツアー』に出場したが、その後体調不良を訴え、新型コロナウイルス感染が確認された。奇しくもディミトロフはアドリア・ツアー参加者初の感染者となり、ボルナ・チョリッチ(クロアチア)、そして大会主催者のノバク・ジョコビッチやゴラン・イバニセビッチからも感染が判明した。
ディミトロフは海外テニスサイト『Tennis Majors』のインタビューに答え、新型コロナとの戦いを赤裸々に語った。
感染後は「1カ月くらいずっと家にいた」と話すディミトロフ。さらに「正直、今回は自分に期待はしていなかった。長期間練習をしていなかったし、まだ高いレベルでプレーできる状態にはないことはわかっていた。徐々に体調は良くなっているけれど、完璧に戻るのはまだ難しいと感じる」と感染のつらさを伝えた。
また、具体的な症状について、「呼吸も苦しかったし、何より疲れていた。臭いも味もしなかった」と語る。
復調にはまだ時間がかかりそうだが、決して悲観しているわけではないようだ。
「本当に今はコートに立てることがラッキーなこと。またプレーできることに感謝しているし、やっぱりコートに出てきて、ライバルたちとしのぎを削るのは素晴らしいことだね」と話した。
ディミトロフは今回のUTSへの出場に関して、「再開されるATPツアーに向けていい準備になった」と捉え、「今は本当に日々努力を積み重ねるだけだと思う。コンディションをうまく整えながらも、最終的には100%回復することを望んでいる」と語った。
なお、ATPツアーは8月のウェスタン&サザン・オープン(8月22日~28日/ニューヨーク)から再開が決まっており、全米オープン(8月31日~9月13日/ニューヨーク)も開催される予定。一方、8月中旬に予定されていたシティ・オープンは中止を決定している。
文●中村光佑
【PHOTO】ディミトロフらトッププロの超絶フットワーク集!