海外テニス

大坂なおみ全米オープン白星発進! ケガの不安を抱えながらも盟友土居美咲を退ける【海外テニス】

スマッシュ編集部

2020.09.01

負傷欠場から中1日で迎えた全米初戦であったが、我慢のテニスを貫いて勝利を引き寄せた。(C)Getty Images

 テニスの全米オープン(ニューヨーク)は現地8月31日、女子シングルス1回戦が行なわれ、2度目の大会制覇を狙う第4シードの大坂なおみ(世界9位)が、日本代表の盟友でもある土居美咲(同81位)を6-2、5-7、6-2のフルセットの末に下し、2回戦に進んだ。

 28日の前哨戦で左太ももを痛め、翌29日の決勝戦を棄権している大坂が、中1日でどれだけ回復できるか。「時間がなかったけど最善を尽くした」と試合前に語っていた大坂は、丁寧にコースを突きながらポイントを重ねる。アンフォーストエラーの数が土居の13本に対して大坂はわずか5本とミスの少ないテニスを貫き第1セットを6-2でものにする。
 
 だが、第2セットは大坂にとって苦しい展開となる。第2ゲームでこの日初めてサービスをブレークされると、打ち合いでも軽快なフットワークを駆使した土居の思い切りのよいプレーの前にミスが目立ち始める。2-5の劣勢から一時は5-5へと巻き返すものの、あと一押しが効かず5-7で振り切られこのセットを失う。

 迎えたファイナルセット、大坂は第1ゲームで土居のサービスをブレークすると、その後も競り合う場面でポイントを重ねる。そして第8ゲームの自身のサービスをキープして6-2。苦しみながらも2時間超の激闘に終止符を打った。

 大坂の次なる2回戦の相手は、カミラ・ジョルジ(イタリア/74位)。2018年の東レPPO準決勝で1度対戦しており、その際はストレートで大坂が勝利しているだけに、次戦も期待したい。

構成●スマッシュ編集部

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