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海外テニス

「少し腹が立った」大会側とトラブルのティーム。誕生日を勝利で飾るも運営への不満を吐露

スマッシュ編集部

2020.09.05

グランドスラム初優勝へ向けて好調なティーム。(C)Getty Images

グランドスラム初優勝へ向けて好調なティーム。(C)Getty Images

 9月3日に27歳の誕生日を迎えたドミニク・ティーム(オーストリア)。同日には、スミット・ナガル(インド)との全米オープン2回戦を戦い、6-3、6-3、6-2と快勝で自らの誕生日を飾った。そんなバースデーボーイのティームだったが、コート上では怒りをあらわにするシーンがあったようだ。

 それは第1セット終了後のセット間での出来事。自身とスポンサー契約している、飲料メーカー『レッドブル』のドリンクを飲もうとしたティームだったが、これについて大会側から注意を受けたのだ。その理由はレッドブルが大会の公式スポンサーではないため。全米オープンが別の飲料メーカーと契約している手前、堂々とレッドブルを飲む選手をテレビ画面に映すことはできないという判断だ。

 ベンチに座るティームのもとを訪れた大会スタッフは、ドリンクを無地の紙コップに移すように提案。さらにそれを、アンチ・ドーピングの観点からティームの見えない場所で行なうと述べたようだ。もちろんティームはこれに納得がいかない様子で「無地のカップを持ってきてくれ!俺が入れるから!」と反論。
 
 結局、それを受け入れた大会側は、サイドチェンジの際に再びティームのもとへやってきて、レッドブルの缶がテレビに映らないようタオルで隠しながら、中身を紙コップに移す作業を見守った。

 試合後の記者会見で、その時のことを聞かれたティームは、大会側の判断に一定の理解を示しながら「少し腹が立った」という。「彼らは(レッドブルの)缶を持ってコート外に出て、僕に見えないようにコップに移そうとした。アンチ・ドーピングのルールは厳しすぎる。それで少しイラついてしまったよ」と明かした。

 トラブルに見舞われながらも3回戦進出を決めたティーム。次戦では2014年大会チャンピオンのマリン・チリッチ(クロアチア)と対戦する。

構成●スマッシュ編集部

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