現在開催中の全米オープン2回戦で、期待の若手である第22シードのアマンダ・アニシモワ（アメリカ）が16歳のカトリーナ・スコット（アメリカ）と対戦。失うものが何もない相手に対し、第1セットを取られるも４－６、６－４、６ー１で逆転勝利した。

　海外のテニスサイト『Ubitennis.net』によると、アニシモワは無観客で開催された今回の全米オープンについて、「これが全米オープンだなんて信じられない、って試合中ずっと考えていたの。観客席のみんなはどこなの、って。とてもがっかりだわ」と19歳らしい素直な感想を述べている。

「最終的には試合に勝つことが全てなの。重要なことはそれだけ。でも、応援してくれる人が誰もいないことを考えると不安になる」と心の内を告白。昨年父を亡くしたアニシモワにとって応援してくれる観客は、なによりの心の支えだったのかもしれない。
　
　試合については、「とても緊張していたからいつものように打つのが難しかった。ただミスをしないように打っていた」と語っており、試合中に48本ものアンフォーストエラーを犯している。「テニスではメンタルが崩れると負けてしまうことが多いから。そうなるのが本当に怖かった」とも話しており、今後数年間でその恐怖心を克服したいと考えているようだ。
  　不安な気持ちを打ち明けながらも、第15シードのマリア・サッカリ（ギリシア）との次戦について聞かれると、「対戦を楽しみにしている。今まで対戦したことのない相手と戦うのはいつもわくわくするし。私のゲームは試合を重ねるごとに良くなってきているから自信はある」と前向きな様子をみせていた。

　昨年の全仏オープンでは、17歳でベスト4入りして注目を集めたアニシモワ。美人でスタイルも良く『ネクスト・シャラポワ』の呼び声も高い。２回目の全米本戦ですでに3回戦進出。今大会ではどこまで勝ち進めるのか期待がかかる。

構成●スマッシュ編集部

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