男子テニスの『ジェネラリ―・オープン(オーストリア・キッツビュール/ATP250)』は、大会初日の9月8日に男子シングルス1回戦が行なわれ、世界ランク34位の錦織圭は、同47位のミオミル・ケツマノビッチ(セルビア)に6-4、4-6、2-6の逆転で敗れた。
錦織のサービスで始まった第1セット、第1ゲーム。1ポイント目こそフォアを大きくアウトさせたが、その後は、クロスへのバックハンドウイナーや、フォアのドライブボレーなど、1年のブランクを感じさせないプレーでキープに成功。エンジン全開の錦織は、続く第2ゲームもウイナー連発で、早速のブレークを奪うと、第4ゲームでもブレークを重ねて4-0と一気にリードした。
第7ゲーム以降は少しずつミスが増え始め、一旦はイーブンまで追いつかれた錦織だったが、第10ゲームでダメ押しのブレークに成功。第1セットを6-4で先取した。
第2セット序盤は、互いにキープが続く拮抗した展開となる。そんな中、サービスの調子が上がらない錦織は、第7、第9ゲームのブレークピンチで痛恨のダブルフォールト。そのまま、ケツマノビッチの堅実なプレーの前に4-6でセットを落としてしまう。
フルセットマッチで歴代1位の勝率を誇る錦織だが、やはり久々の実戦ということもあって体力、集中力が続かないのだろうか。第1、第3、第7ゲームでブレークを喫し、1時間58分で敗退した。
昨年の全米オープン以降、右ヒジのケガでツアーを離脱した錦織。その間に新コーチのマックス・ミルニー氏を迎え、ボレーの強化などプレー改善に取り組んでいたが、まだ本調子とはいかないようだ。また、8月に新型コロナウイルスに感染し、10日間の隔離生活を強いられたことも、体力面で大いに影響しているだろう。試合終盤は、表情や動きから明らかに疲労が見られた。
錦織は今大会のダブルスでも、西岡良仁とペアを組んで出場している。復帰したばかりで無理は禁物だが、そこでは勝利の笑顔を見られるよう期待したい。
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】ツアー離脱前の全米オープン2019での錦織の奮闘をプレイバック
錦織のサービスで始まった第1セット、第1ゲーム。1ポイント目こそフォアを大きくアウトさせたが、その後は、クロスへのバックハンドウイナーや、フォアのドライブボレーなど、1年のブランクを感じさせないプレーでキープに成功。エンジン全開の錦織は、続く第2ゲームもウイナー連発で、早速のブレークを奪うと、第4ゲームでもブレークを重ねて4-0と一気にリードした。
第7ゲーム以降は少しずつミスが増え始め、一旦はイーブンまで追いつかれた錦織だったが、第10ゲームでダメ押しのブレークに成功。第1セットを6-4で先取した。
第2セット序盤は、互いにキープが続く拮抗した展開となる。そんな中、サービスの調子が上がらない錦織は、第7、第9ゲームのブレークピンチで痛恨のダブルフォールト。そのまま、ケツマノビッチの堅実なプレーの前に4-6でセットを落としてしまう。
フルセットマッチで歴代1位の勝率を誇る錦織だが、やはり久々の実戦ということもあって体力、集中力が続かないのだろうか。第1、第3、第7ゲームでブレークを喫し、1時間58分で敗退した。
昨年の全米オープン以降、右ヒジのケガでツアーを離脱した錦織。その間に新コーチのマックス・ミルニー氏を迎え、ボレーの強化などプレー改善に取り組んでいたが、まだ本調子とはいかないようだ。また、8月に新型コロナウイルスに感染し、10日間の隔離生活を強いられたことも、体力面で大いに影響しているだろう。試合終盤は、表情や動きから明らかに疲労が見られた。
錦織は今大会のダブルスでも、西岡良仁とペアを組んで出場している。復帰したばかりで無理は禁物だが、そこでは勝利の笑顔を見られるよう期待したい。
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】ツアー離脱前の全米オープン2019での錦織の奮闘をプレイバック