全米オープンテニス(アメリカ/ニューヨーク)は大会14日目の最終日、9月13日(現地時間)、男子シングルス決勝戦が行なわれた。第2シードのドミニク・ティーム(オーストリア)と第5シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)の対戦で、ティームが2-6、4-6、6-4、6-3、7-6で悲願のグランドスラム初優勝を成し遂げた。
ナダルが出場していない今大会、ティームは第2シードで出場。そして大会中盤には、第1シードのジョコビッチが審判への危険行為で失格になるというハプニングがあり、優勝候補筆頭に躍り出た。しかしティームは、「次の試合に集中する」と冷静な態度を保ち続け、決勝に進出してきた。
試合の幕が上がると意外な展開が待っていた。ズベレフがスタートから想像を超えるような最高のパフォーマンスを見せ第1セットを2-6で奪われる。第2セットもズベレフの攻撃力は衰えることなく2-4とリードされる。しかし、この第8ゲームで相手のミスから得たチャンスを見事にモノにして初めてブレークに成功。セットは取れなかったが、ようやくつけ入るスキを見い出せた。
第3セットに入ると、ここまで完璧なプレーを見せて来たズベレフにほころびが見え始める。ファーストサービスの確率が落ち、ミスが出始める。第4ゲームでズベレフがダブルフォールト2本と簡単なボレーのミスを犯したことで、ブレークに成功すると、6-4でセットを奪取。
少しずつプレーの精度が落ちてきたズベレフに対し、ティームはフォアを勢い良く振り抜き、力強いショットを繰り出して第4セットも奪い、ついにファイナルセットへともつれ込む。
ファイナルに入ると、お互いが持てるものを全て出し合う激戦に。体力的に疲れが見え始めたティームは3-5とリードされるが、ピンチを切り抜ける。渾身の力を振り絞りスーパーショットを繰り出してタイブレークへ。体力を気力で凌駕してフルセットの死闘を制し、悲願の初優勝を果たした。
男子テニス界に期待された新王者がついに誕生した。メンタル、フィジカル、そしてプレーの力強さを持つティーム。新時代をリードするにふさわしい存在感を放った決勝だった。
構成●スマッシュ編集部
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ナダルが出場していない今大会、ティームは第2シードで出場。そして大会中盤には、第1シードのジョコビッチが審判への危険行為で失格になるというハプニングがあり、優勝候補筆頭に躍り出た。しかしティームは、「次の試合に集中する」と冷静な態度を保ち続け、決勝に進出してきた。
試合の幕が上がると意外な展開が待っていた。ズベレフがスタートから想像を超えるような最高のパフォーマンスを見せ第1セットを2-6で奪われる。第2セットもズベレフの攻撃力は衰えることなく2-4とリードされる。しかし、この第8ゲームで相手のミスから得たチャンスを見事にモノにして初めてブレークに成功。セットは取れなかったが、ようやくつけ入るスキを見い出せた。
第3セットに入ると、ここまで完璧なプレーを見せて来たズベレフにほころびが見え始める。ファーストサービスの確率が落ち、ミスが出始める。第4ゲームでズベレフがダブルフォールト2本と簡単なボレーのミスを犯したことで、ブレークに成功すると、6-4でセットを奪取。
少しずつプレーの精度が落ちてきたズベレフに対し、ティームはフォアを勢い良く振り抜き、力強いショットを繰り出して第4セットも奪い、ついにファイナルセットへともつれ込む。
ファイナルに入ると、お互いが持てるものを全て出し合う激戦に。体力的に疲れが見え始めたティームは3-5とリードされるが、ピンチを切り抜ける。渾身の力を振り絞りスーパーショットを繰り出してタイブレークへ。体力を気力で凌駕してフルセットの死闘を制し、悲願の初優勝を果たした。
男子テニス界に期待された新王者がついに誕生した。メンタル、フィジカル、そしてプレーの力強さを持つティーム。新時代をリードするにふさわしい存在感を放った決勝だった。
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