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海外テニス

「史上最悪の決勝戦」「クオリティに欠ける」ティームとズべレフの全米決勝を海外ジャーナリストたちが酷評

スマッシュ編集部

2020.09.14

ティーム(左)、ズべレフ(右)の決勝での戦いぶりに、厳しい声が上がっている。(C)GettyImages

ティーム(左)、ズべレフ(右)の決勝での戦いぶりに、厳しい声が上がっている。(C)GettyImages

 全米オープンテニス(アメリカ/ニューヨーク)の男子シングルスは、第2シードのドミニク・ティーム(オーストリア)が、第5シードのアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)をフルセットの末に下して、グランドスラム初優勝を決めた。

 今大会は、新型コロナウイルスの影響により無観客での開催。さらに、ビッグ3のうちロジャー・フェデラー(スイス)、ラファエル・ナダル(スペイン)が欠場。ノバク・ジョコビッチ(セルビア)に至っては、4回戦での危険行為により失格処分となるなど、例年とは全く異なる様相を呈した。

 それでも、グランドスラムはグランドスラム。優勝したティームには、それ相応の栄誉と評価が与えられるべきだが、海外のジャーナリストたちは、そうは考えていないようだ。
 
『ニューヨーク・タイムズ』紙のテニスライター、ベン・ローデンバーグ氏は、決勝戦を「“もっさり”している」と表現し、「とても良いとは言えない」「一貫したクオリティに欠けている」と批評。セルビアのスポーツメディア『sportklub』のサシャ・オズモ氏は「もしジョコビッチがこの決勝を見ていたら、彼は(失格となってしまった)自分にさらに怒るだろうね」とした。

 極めつけは『ワシントン・ポスト』紙カイロ支局長のスダーサン・ラガヴァン氏だろう。同氏は、「私が見た全米オープン男子決勝の中で、史上最悪の試合のひとつだ」とバッサリ。「2人とも緊張して、大事なポイントで固まっていた。これが次世代テニスの幕開けだとするなら、私はフェデラー、ナダル、ジョコビッチの時代に生きていることをこれまで以上に感謝するだろう」ともコメントしている。

構成●スマッシュ編集部

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