現在、プロとして活躍しているテニス選手も、現役を引退してコーチをしている人も、小さい頃には憧れのプロがいたはずだ。【プロが憧れたプロ】シリーズの第8回は、守屋宏紀に話を聞いた。
◆ ◆ ◆
「帽子にサインをもらいました。それは今でも持っています」と言う、守屋宏紀が憧れていた選手は、元世界1位のレイトン・ヒューイット(オーストラリア)だ。
サインをもらったのは、ジャパンオープンの会場。トップ選手からサインをもらえるのは幸運なことではあるが、それほどヒューイットの試合を頻繁に見に行っていたそうだ。同じモデルのラケットに変えてみたこともあるが、残念ながら自分に使いこなせなかったとも言う。
それほど惹かれた理由を聞くと、「大柄な選手に勝っていくところ、メンタル面も闘志溢れていて好きでした」
ヒューイットは178センチで、男子選手の中では小柄だった。その中で2001年11月19日には1位の座についた。「ウインブルドンに優勝した時も見ていました」と守屋がはっきりと記憶しているのは2002年で当時は12歳。すでにその年代ではトップジュニアだったが、ヒューイットの活躍に勇気付けられている。
「あの頃、小柄な選手でトップにいくのは珍しかったと思います。ビッグサーバーに対しても、リターンが良くて走れる選手になれば勝てるんだと思えました」
ジュニアの全国大会で決勝に残ると、将来の夢を聞かれる。プロになると言うジュニアは多いが、そのプロの世界で小柄でも戦い抜けるというイメージを与えてくれたのがヒューイットだった。
腕をいっぱいまで伸ばして返球するヒューイットに憧れていた守屋少年は、プロとしてグランドスラム本戦の舞台にも立つことができた。小柄でも勝てるように、展開の早さを武器に戦っている。
取材・文●赤松恵珠子(スマッシュ編集部)、取材協力●㈱ゴールドウイン/エレッセ
【PHOTO】ヒューイットに憧れていた守屋など、日本人トッププロのジュニア時代
◆ ◆ ◆
「帽子にサインをもらいました。それは今でも持っています」と言う、守屋宏紀が憧れていた選手は、元世界1位のレイトン・ヒューイット(オーストラリア)だ。
サインをもらったのは、ジャパンオープンの会場。トップ選手からサインをもらえるのは幸運なことではあるが、それほどヒューイットの試合を頻繁に見に行っていたそうだ。同じモデルのラケットに変えてみたこともあるが、残念ながら自分に使いこなせなかったとも言う。
それほど惹かれた理由を聞くと、「大柄な選手に勝っていくところ、メンタル面も闘志溢れていて好きでした」
ヒューイットは178センチで、男子選手の中では小柄だった。その中で2001年11月19日には1位の座についた。「ウインブルドンに優勝した時も見ていました」と守屋がはっきりと記憶しているのは2002年で当時は12歳。すでにその年代ではトップジュニアだったが、ヒューイットの活躍に勇気付けられている。
「あの頃、小柄な選手でトップにいくのは珍しかったと思います。ビッグサーバーに対しても、リターンが良くて走れる選手になれば勝てるんだと思えました」
ジュニアの全国大会で決勝に残ると、将来の夢を聞かれる。プロになると言うジュニアは多いが、そのプロの世界で小柄でも戦い抜けるというイメージを与えてくれたのがヒューイットだった。
腕をいっぱいまで伸ばして返球するヒューイットに憧れていた守屋少年は、プロとしてグランドスラム本戦の舞台にも立つことができた。小柄でも勝てるように、展開の早さを武器に戦っている。
取材・文●赤松恵珠子(スマッシュ編集部)、取材協力●㈱ゴールドウイン/エレッセ
【PHOTO】ヒューイットに憧れていた守屋など、日本人トッププロのジュニア時代