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日本女子最強ペアの青山/柴原組が惜しくも逆転で負けでローマ大会決勝進出を逃す【女子テニス】

スマッシュ編集部

2020.09.19

残念ながら逆転負けで今季2度目となる決勝進出を逃した青山/柴原。(C)GettyImages

 女子テニスWTAツアーの『イタリア国際』(イタリア/ローマ)は、現地9月19日に女子ダブルス準決勝が開催され、青山修子/柴原瑛菜がアンナ=レナ・フリードサム(ドイツ)/ラルカ・オラル(ドイツ/ルーマニア)に、6-3、2-6、4-10で逆転負けを喫し、今季2度目の決勝進出を逃した。

 東京五輪出場を視野に昨年結成され、すでに昨季2勝を挙げ、今季も全豪オープン後の2月にサンクトペテルブルクで3勝目を手にしている青山/柴原ペア。身長154センチと小柄ながらネットプレーを得意とする青山と、170センチでサービスが得意という柴原の2人は、クレーコートでのタイトルこそないが、この日はローマの赤土の上で序盤から息の合ったプレーを披露し、第1セットを6-3でものにする。

 だが、第2セットに入るとサービスとリターンに微妙なずれが生まれ、そこを突かれるように相手ペアにリードを許す。ポイントが取れそうで取れない。そんな嫌な流れを引きずるようにリズムを作れず、2-6でこのセットを失う。
 
 迎えたファイナルセットは10ポイントのマッチタイブレークだが、青山/柴原は第2セットを逸した悪い流れを断ち切ることはできず。相手にポイント先行を許す展開のなか、4-9で迎えた相手のマッチポイントで青山がサービスをブレークされて万事休す。

 今季2度目の決勝進出は逃した2人だが、すでに来週開幕するストラスブール国際(フランス/ストラスブール)への出場が決まっており、さらに翌週には今年最後のグランドスラム大会である全仏オープン(フランス/パリ)も控えている。2人には気持ちを切り替えて、新たなステージでのさらなる活躍を期待したい。

構成●スマッシュ編集部

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