現在開催中のATP250『ヨーロピアン・オープン（ベルギー／アントワープ）』には、日本から世界ランク36位の錦織圭が出場。現地20日のシングルス１回戦で、同55位のパブロ・アンドゥハル（スペイン）と対戦する。

　先月の全仏オープン２回戦以来の公式戦出場となる錦織。大会前の記者会見では、全仏オープンで痛めた右肩の不安を口にし、直前までプレーするか悩んでいたようだが、出場に踏み切った。

　相手のアンドゥハルは34歳のベテラン選手で、2015年にはキャリアハイの32位を記録。スペイン勢らしくクレーコートを得意としており、これまで獲得した４つのツアータイトルはすべてクレーコートでのものだ。
  　また、彼は錦織と同様に長らく右ヒジのケガに苦しみ、立て続けに３度の手術を経験。2016年11月から2018年１月まで、ほとんど大会に出場できない時期が続いた苦労人だ。それでも、復帰後すぐに下部大会とツアー大会でタイトルを獲得し、ランキングも着実に戻してきている。

　両者の過去の対戦成績は、錦織から４勝１敗。敗れたのは2013年のクレーコートの大会（マドリード・オープン／ATP1000）で、今大会と同じハードコートでの戦績は３勝０敗と、錦織に分があるように思える。

　ただし、最後の対戦は2015年のもの。錦織もまだ右ヒジの手術から復帰して間もない状態で、さらに右肩に不安を抱えているとなれば、簡単な試合にはならないだろう。勝利を期待しつつも、体調に支障のない範囲で戦ってほしい。

　試合はセンターコート第２試合に予定されている。第１試合は日本時間19時半頃に開始予定だ。

構成●スマッシュ編集部

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