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トップ100入りした内山靖崇が、フォアハンドの精度と球威を上げるコツを直伝!【プロが明かすテニス上達法】

スマッシュ編集部

2020.10.24

ボールの後ろから入り、左足を踏み込む(4コマ目)。そして体重を乗せて打つのが(6コマ目)、内山選手が意識しているポイントだ。写真は2019年楽天オープン(金子拓弥/THE DIGEST写真部)

ボールの後ろから入り、左足を踏み込む(4コマ目)。そして体重を乗せて打つのが(6コマ目)、内山選手が意識しているポイントだ。写真は2019年楽天オープン(金子拓弥/THE DIGEST写真部)

 プロテニス選手は、高度なショットをいとも簡単にたたき込む。なぜあんなボールが打てるのか?その秘訣をプロ本人に明かしてもらうシリーズ。今回は、トップ100入りして波に乗っている内山靖崇選手に、フォアハンドのコツを教えてもらった。

「相手にダメージを与える攻撃的なフォアハンドの精度が、以前よりも上がってきました」と語る内山選手。その理由はどこにあるのだろう?

「意識していることは『体重移動』です。浅いボールが来たら左足を踏み込んで体重を乗せて、ボールにも自分の体重を乗せるイメージで打っています」

 といっても、常に左足を踏み込めるような浅いボールが来るわけではない。そうでないときも、体重移動がカギになるという。

「逆に深いボールが来たときは、下がって軸足となる右足に体重を乗せます。しっかりスピンをかけて高さを出し、深く返球しますね。相手のボールや場面に合わせて、体重移動を行なうようにしていて、両足に体重が乗っているということはないようにしています」

 体重移動は前だけでなく、後ろにもするわけだ。右足に乗って蹴る力を利用することで、スイングにパワーを与えられる。両足が揃うと棒立ちになって、そのパワーが生まれないということだろう。
 
 一方、左足を踏み込めるケースでは、もう1つ意識していることがあるそうだ。

「攻撃的なボールを打つ時にフットワークで気を付ける点は、ボールへの入り方です。例えばベースライン上にいたら、ボールが来た時にベースライン上を横に動くのではなく、少し膨らんでボールに対して後ろから前に入っていきます。そうすれば、相手のボールが多少深かったり浅かったりスピンが多くかかっていても、対応できてミスが減少します」

 真横に動くとボールによって打点がバラつきやすいが、後ろから入れば微調整が利く。ミスを減らせるだけでなく、力の入る打点で打てるから、球威も上がるはずだ。初級者はボールに対して直線的に近づきがちなので、このアドバイスを意識してみよう。

【プロフィール】内山靖崇/うちやまやすたか
1992年8月5日北海道県生まれ。183cm、78kg、右利き。米国・IMGアカデミーで腕を磨き、ダイナミックなテニスを習得。2019年はウインブルドンで予選突破、楽天オープンでベスト8入りするなどブレークし、ATPランキングを自己最高78位にアップ。今年はグランドスラムの常連となり、全米ではカレノブスタとフルセットの激闘を演じた。積水化学工業所属。

構成●スマッシュ編集部
※『スマッシュ』2018年7月号より再編集

【PHOTO】内山靖崇のフォアハンドの強打、ハイスピードカメラによる『30コマの超分解写真』

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