男子テニスのシーズン最終戦「Nitto ATP ファイナルズ(イギリス・ロンドン/屋内ハード)」は、ラウンドロビンの「グループLondon2020」第2戦が行なわれ、世界3位のドミニク・ティーム(オーストリア)が同2位のラファエル・ナダル(スペイン)に7-6、7-6のストレートで勝利した。
試合は序盤からお互いが安定したサービスキープを見せ、第1セットからタイブレークにもつれ込む。一時ナダルがセットポイントを握ったが、これをティームが凌ぎ、逆転で第1セットを先取した。
第2セットではティームが3本のマッチポイントを握る場面もあったが、ナダルがこれを何とか凌ぎ切るとまたしてもタイブレークへ。ティームは先にナダルにミニブレークを許すも、ここでも逆転に成功し、2時間超えの激戦を制した。
ティームにとっては今年の全豪オープンに続くナダルからの勝利で、2連勝したのは初めて。試合後にベンチで何度もガッツポーズをする姿からも、喜びと手応えが感じられた。
試合後のインタビューに応じたティームは、「試合の最初から最後までとてもいい試合だった」と語りつつ、「特に第1セットはラッキーだった。タイブレークは2-5から挽回することができた。第1セットを先に取ったことが僕にとってアドバンテージになったと思うけど、それでもずっと集中力を保たなければならなかった。全体を通して一つひとつのストローク戦がタフだったと思う」と厳しい試合であったことを明かした。
一方のナダルは先にリードをしながらも勝ち切れず、試合終盤には珍しく集中力を切らす場面も見られた。それでも「感覚は悪くない。負けはしたけど、第1セットは数多くチャンスがあったし、第2セットも先にブレークアップしていたからね」とあくまでも前向きな姿勢だ。
両者が繰り広げた激闘にATPの公式インスタグラムは「今年最高の試合?」とファンに疑問を投げかける形で反応。この投稿を見たファンからは「間違いなく最高の試合だった」「2人ともすごくいいプレーをしていた」など、続々とコメントが寄せられた。また、「ティームよく勝ったね」と勝者を称える声も上がっていた。
なお、世界6位のステファノス・チチパス(ギリシャ)が同8位のアンドレイ・ルブレフ(ロシア)に勝利したことにより、2勝0敗としたティームが早々に準決勝進出を決めた。
文●中村光佑
試合は序盤からお互いが安定したサービスキープを見せ、第1セットからタイブレークにもつれ込む。一時ナダルがセットポイントを握ったが、これをティームが凌ぎ、逆転で第1セットを先取した。
第2セットではティームが3本のマッチポイントを握る場面もあったが、ナダルがこれを何とか凌ぎ切るとまたしてもタイブレークへ。ティームは先にナダルにミニブレークを許すも、ここでも逆転に成功し、2時間超えの激戦を制した。
ティームにとっては今年の全豪オープンに続くナダルからの勝利で、2連勝したのは初めて。試合後にベンチで何度もガッツポーズをする姿からも、喜びと手応えが感じられた。
試合後のインタビューに応じたティームは、「試合の最初から最後までとてもいい試合だった」と語りつつ、「特に第1セットはラッキーだった。タイブレークは2-5から挽回することができた。第1セットを先に取ったことが僕にとってアドバンテージになったと思うけど、それでもずっと集中力を保たなければならなかった。全体を通して一つひとつのストローク戦がタフだったと思う」と厳しい試合であったことを明かした。
一方のナダルは先にリードをしながらも勝ち切れず、試合終盤には珍しく集中力を切らす場面も見られた。それでも「感覚は悪くない。負けはしたけど、第1セットは数多くチャンスがあったし、第2セットも先にブレークアップしていたからね」とあくまでも前向きな姿勢だ。
両者が繰り広げた激闘にATPの公式インスタグラムは「今年最高の試合?」とファンに疑問を投げかける形で反応。この投稿を見たファンからは「間違いなく最高の試合だった」「2人ともすごくいいプレーをしていた」など、続々とコメントが寄せられた。また、「ティームよく勝ったね」と勝者を称える声も上がっていた。
なお、世界6位のステファノス・チチパス(ギリシャ)が同8位のアンドレイ・ルブレフ(ロシア)に勝利したことにより、2勝0敗としたティームが早々に準決勝進出を決めた。
文●中村光佑