男子テニスツアー最終戦『Nitto ATPファイナルズ』(11月15日~22日/イギリス・ロンドン/屋内ハード)は、ラウンドロビングループ「Tokyo 1970」の第2戦が行なわれ、世界4位のダニール・メドベージェフ(ロシア)が同1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)を6-3、6-3のストレートで撃破。グループ通算成績を2勝0敗とし、準決勝進出を決めた。
第1セットは序盤から両者が安定したストロークを見せ、サービスキープが続いていたが、第7ゲームでメドベージェフが長いゲームを取り切りブレークに成功。第9ゲームではジョコビッチのダブルフォールトも絡み、メドベージェフが第1セットを先取した。
第2セットでもメドベージェフが第1ゲームで幸先よくブレークに成功し、試合を優位に進めていく。一時ブレークバックのピンチを招く場面もあったがこれを凌ぎ切り、その後はリズムよくサービスをキープして試合を決めた。終わってみれば1時間21分での完勝だった。
試合後のインタビューに答えたメドベージェフは「ジョコビッチに勝てて本当にうれしい」と語った上で、自身のプレーについて「今日はサービスが良かったし、重要な局面でいいプレーができた。それが勝てた理由だと思う」と満足げに振り返った。
また、対戦相手のジョコビッチについて「彼はテニス界でも偉大なチャンピオンの1人だから、彼と対戦することは好きなんだ。僕は8歳の頃、テレビでジョコビッチがグランドスラムで優勝する姿を見ていた。その時はまだ彼は若かったよ。彼との対戦はいつも夢のようなことだ」と話し、絶対王者からの勝利を素直に喜んでいた。
一方、試合を通して精彩を欠き、まさかの大敗を喫したジョコビッチは「今日は7ゲーム連続で落としたり、ミスを叩いたりして、プレーのレベルが上がってこなかった」とした上で、「彼(メドベージェフ)はサービスがとてつもなく良かったし、終始いいプレーをしていた。自分はもっといいプレーができたのかもしれないけど、今日は本当に彼のレベルが高かった」と完敗を認め、勝者を称えていた。
昨年の同大会ではラウンドロビンで0勝3敗と初出場の洗礼を受けたメドベージェフだったが、2度目の出場となる今大会では念願の準決勝進出を果たした。この勢いを維持することができれば、間違いなく優勝候補の1人となるだろう。
文●中村光佑
【PHOTO】メドベージェフやジョコビッチらトッププロの「3/1000秒」を捉えたスーパーインパクト集!
第1セットは序盤から両者が安定したストロークを見せ、サービスキープが続いていたが、第7ゲームでメドベージェフが長いゲームを取り切りブレークに成功。第9ゲームではジョコビッチのダブルフォールトも絡み、メドベージェフが第1セットを先取した。
第2セットでもメドベージェフが第1ゲームで幸先よくブレークに成功し、試合を優位に進めていく。一時ブレークバックのピンチを招く場面もあったがこれを凌ぎ切り、その後はリズムよくサービスをキープして試合を決めた。終わってみれば1時間21分での完勝だった。
試合後のインタビューに答えたメドベージェフは「ジョコビッチに勝てて本当にうれしい」と語った上で、自身のプレーについて「今日はサービスが良かったし、重要な局面でいいプレーができた。それが勝てた理由だと思う」と満足げに振り返った。
また、対戦相手のジョコビッチについて「彼はテニス界でも偉大なチャンピオンの1人だから、彼と対戦することは好きなんだ。僕は8歳の頃、テレビでジョコビッチがグランドスラムで優勝する姿を見ていた。その時はまだ彼は若かったよ。彼との対戦はいつも夢のようなことだ」と話し、絶対王者からの勝利を素直に喜んでいた。
一方、試合を通して精彩を欠き、まさかの大敗を喫したジョコビッチは「今日は7ゲーム連続で落としたり、ミスを叩いたりして、プレーのレベルが上がってこなかった」とした上で、「彼(メドベージェフ)はサービスがとてつもなく良かったし、終始いいプレーをしていた。自分はもっといいプレーができたのかもしれないけど、今日は本当に彼のレベルが高かった」と完敗を認め、勝者を称えていた。
昨年の同大会ではラウンドロビンで0勝3敗と初出場の洗礼を受けたメドベージェフだったが、2度目の出場となる今大会では念願の準決勝進出を果たした。この勢いを維持することができれば、間違いなく優勝候補の1人となるだろう。
文●中村光佑
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