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【テニスギア講座】売られたままの状態で履いてない? テニスシューズは靴ヒモの通し方で様変わりする!

松尾高司

2020.11.29

今日のテニスシューズは、工場で全て手作業により靴ヒモを通されてから出荷されている。そのまま履いてもいいが、通し直すことで自分好みの設定にできるかも? 写真:松尾高司

今日のテニスシューズは、工場で全て手作業により靴ヒモを通されてから出荷されている。そのまま履いてもいいが、通し直すことで自分好みの設定にできるかも? 写真:松尾高司

 テニスシューズの靴ヒモについて、前回は素材や形状による違いを取り上げました。今回は「締め方」にスポットを当ててみたいと思います。

 競技者の間でも意外と知られていないのが「ヒモの通し方で締まり方が違う」ということです。現在のテニスシューズは靴ヒモが通された状態でショップに出荷されます。その大多数に採用されているのが「アンダーラップ法」といって、ヒモ穴を通す時に「下から入れて、上へ抜く」編み上げ方です。

 この方法が多用されるのは、ショップで試履きする時など、スルッと締めやすいから。また足の甲の凹凸になじみやすく、圧迫感が少ない利点がありますが、逆に言えば、緩みやすいわけです。

 一方「上から入れて、下へ抜く」のが「オーバーラップ法」で、緩みにくい特徴が上級者に好まれています。ただ履く時に1本1本締め上げてやる必要があり、横着な方には向きません。

 現代は楽な方が好まれるので、標準はアンダーラップ法となっていますが、締まり感を重視するなら、いったんヒモを抜いて、通し直してみてください。きっと違いを体感できるはずです。
 
 靴ヒモを通し直してみると気付くことがあります。例えば、ヒモ面の下のあるタン(ベロとも呼ばれる)には、靴ヒモを通すベルトが装備されていますが、これは激しい動きによってタンがズレないよう、靴ヒモでホールドするためのもので、レースホルダーと呼ばれています。ちなみにタンが一体化されているソックタイプのシューズには、タンのズレはないため、レースホルダーも装備されていません。

 ヒモ穴の一番上に、もう1つ余計に穴が開いている競技モデルを見かけますが、これは「二段ハトメ」というフィニッシュ法に使う穴です。最上段での強い締め上げ効果を得られます。

 そして最後に、部活プレーヤーへの豆知識を1つ。部室や合宿などで同じシューズが並んでいると、どれが自分のかわからなくなりますが、別カラーの靴ヒモに通し替えてやれば、一目で認識できます。色んな靴ヒモを試しながら、靴ヒモで遊んだり、独自の活用法も工夫してみてはいかがでしょう。

文●松尾高司(KAI project)

※『スマッシュ』2019年1月号より抜粋・再編集

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