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海外テニス

全豪オープンは予定よりも3週間遅れの「2月8日」に開幕か?

中村光佑

2020.12.03

2019年に大坂が制した全豪オープン(写真)。2021年大会はの開幕日が、2月8日にずらされる可能性が出てきた。写真:THE DIGEST写真部

2019年に大坂が制した全豪オープン(写真)。2021年大会はの開幕日が、2月8日にずらされる可能性が出てきた。写真:THE DIGEST写真部

 テニスの四大大会「全豪オープン(オーストラリア/メルボルン/屋外ハード)」が、3週間遅れの2021年2月8日に開催される見込みであることを公式テニスメディア「UBITENNIS」が報じている。

 全豪オープンは当初1月18日から開催される予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、1~2週間程度で開催時期が変更になることが予想されていた。主催側は「大会の詳細はそろそろ明らかになる」としていたため、その動向には注目が集まっていたが、トーナメントディレクターを務めるクレイグ・タイリー氏が地元メルボルンの新聞『The Age』の中で「時間がかかってしまったが、2月8日に全豪オープンを開催できそうだ」と発言した。

 仮に2月8日からの開催が決定となれば、選手たちは1月15日から17日までの期間で、オーストラリアへの入国が認められることになり、その後14日間の隔離措置が実施される予定だ。隔離措置の期間中には定期的にPCR検査が行われ、陰性が確認された選手は1日5時間を上限にトレーニングができるという。

 また、2021年の開催にあたり、オーストラリアテニス連盟が新型コロナ感染拡大防止を講じる中で、チャーター便や選手と側近のPCR検査費用、食事・宿泊費を負担するとの報道も出ている。これについてタイリー氏は、「大会主催における積立金はその大半をインフラ整備を行なう上での資金維持に充てる」と語っており、財政面でも変更が生じる可能性が大きいようだ。
 
 一方で、「1回戦など、いくつかのラウンドで調整はされるかもしれないが、来年度の大会でも賞金総額には影響ないだろう。賞金総額は7100万ドル(約55億円)で現在ツアー関係者と再配分を行なっている」とコメントを残している。

 主催側からの公式発表は出ていないため、依然として情報が錯綜している段階にあるが、とにかく大会が無事に開催されることだけを祈りたい。

文●中村光佑

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