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国内テニス

「これが最後かもしれない…」背水の陣で臨んだ35歳の添田が、13回目の挑戦で楽天オープン初勝利!

スマッシュ編集部

2019.10.01

思い入れの強い大会ながら、昨年は予選にも出られなかった。だからこそ今年はワイルドカード(主催者推薦)で得た出場チャンスを生かしたかった。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

思い入れの強い大会ながら、昨年は予選にも出られなかった。だからこそ今年はワイルドカード(主催者推薦)で得た出場チャンスを生かしたかった。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

【楽天ジャパンオープンテニスチャンピオンシップ2019】
シングルス1回戦/9月30日(月)
添田豪[WC] 4-6 7-6(4) 6-3 J-L・ストルフ

 時速200キロ超の高速サービスを軸に組み立ててくるヤン・レナード-ストルフに、添田豪は粘り強く、そして冷静に対応した。

 今年で13回目の本戦出場となるが、いまだ楽天オープン本戦での勝ち星はなし。「最近はあまりランキングも高くなかったので、自分の中では少し遠い大会になっていた」と語る35歳は、だからこそ、ワイルドカード(主催者推薦)で得た出場のチャンスを無駄にするわけにはいかなかった。

 添田のサービスで始まった第1セットは、互いにサービスをキープする展開となるが、第5ゲームでストルフにブレークされると、そのまま押し切られセットを落とす。だが、今大会を視野に入れ前週から国内でみっちりと練習を積んできた添田は、新装された有明でも5日前からコートの感触を確かめるなど準備を整えていただけに、試合運びに迷いは見られなかった。
 
 第2セットに入っても攻守が目まぐるしく入れ替わる構図は変わらず。お互いにサービスをキープする形でゲームはタイブレークへともつれ込む。

「緊張はしたが、焦らずプレーしようと心掛け、1ポイント1ポイントをじっくりいこうというか、あまり先を見ずに自信を持ってやっていこうと決めていた」と冷静に戦う添田。タイブレークの出だしこそストルフにミニブレークを許すが、以降は着実にポイントを重ねてこのセットをモノにする。

 迎えたファイナルセットの第1ゲーム、ストルフのサービスゲームをブレークして流れを引き寄せると、さらにポイントを重ねリードをキープ。

「セカンドセットを取り、ファイナルの出だしでリードを奪ってから『これは行けるかもしれない』と思った。でも、あまり意識すると次のプレーにつながらないと思ったので、試合中は勝つことをあまり強く意識しなかった」

 劣勢をパワーで押し切ろうとするストルフをいなすように、添田は得意の打ち合いへと持ち込み、相手のミスを誘う。そして5-3で迎えたマッチポイント、ストルフのサービスが激しくネットに突き刺さりダブルフォールト。13回目の挑戦にして遂に「ジャパン・オープンの呪縛」から解放された。
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