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国内テニス

「いいプレーをすればチャンスは来る――」、信念を貫いた内山靖崇が、楽天オープン8強入りの快挙!

スマッシュ編集部

2019.10.03

「今日の相手も、昨日の相手も、すべて自分よりも格上。そうした相手に対して自信を持って戦えた」と語る内山。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

「今日の相手も、昨日の相手も、すべて自分よりも格上。そうした相手に対して自信を持って戦えた」と語る内山。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

【楽天ジャパンオープンテニスチャンピオンシップ2019】
シングルス本戦1回戦/10月1日(火)
内山靖崇[Q] 6-7(2) 6-3 6-4  R・アルボット
西岡良仁 1-6 2-6 L・プイユ

 予選から数えて4試合目を迎えた内山靖崇は、この日も歩みを止めることなく逆転で世界45位に勝利。自身初となる楽天ジャパンオープン8強入りを果たした。

 内山の対戦相手ラドゥ・アルボットは、身長175センチと上背そこないが、優れたコートカバーリング能力を持つタフなストローカーだ。内山としては打ち合いに付き合わず、できるだけ早い展開からポイントを奪いたいところだった。

 しかし、この日最初のサービスゲームでブレークを喫する。第5ゲームでブレークバックに成功するものの、追い上げる形は変わらず。タイブレークへと突入すると2-7で落とす。

「自分の力はこんなものではない」、第2セットを前に内山は自分自身にそう言い聞かせたという。第2セットの第1ゲームでは、0-40と劣勢に立たされるが、そこから挽回してサービスをキープ。競り合う場面でポイントを重ねることで徐々に流れを引き寄せる。第4ゲームで相手のサービスをブレークすると、さらにギアを上げて追撃を振り切った。

「自分がいいプレーをすれば、チャンスはあると思っている――」。それは内山が今大会の戦いを通して感じていること。時間の経過とともにプレーに精細を欠いていくアルボットを尻目に、ファイナルセットの内山は、攻めの姿勢を最後まで貫いき、戦いに終止符を打った。
 内山のベスト8進出、そして添田豪とジョコビッチの熱戦で大いに盛り上がったセンターコートに、この日3人目の日本人選手として登場したのは西岡良仁だった。

 2回戦の相手はフランスのルーカス・プイユ。2016 年にブリスベンで1度対戦し、その際はフルセットの末に逆転で敗れている相手だ。

 3年越しのリベンジを狙う西岡だったが、プイユの早い展開と、「予想以上だった」というサービスに苦しめられ、第1セットは1-6で落としてしまう。
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