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海外テニス

大坂なおみが圧巻の10ゲーム連取で中国オープン・ベスト8入り!東レPPOから7連勝&失セットゼロと絶好調

スマッシュ編集部

2019.10.03

ベスト8入りを決め、客席にボールを打ち込む大坂。(C)Getty Images

ベスト8入りを決め、客席にボールを打ち込む大坂。(C)Getty Images

 中国・北京で開催されている中国オープン(9月28日~10月6日/WTAプレミアマンダトリー)は10月3日、3回戦が行なわれ、第4シードの大坂なおみがアリソン・リスケ(米国)に6-4、6-0で快勝した。

 世界ランキング4位の大坂に対しリスケは24位だが、つい先週プレミア5の武漢オープンで準優勝し、自己最高位を更新したばかり。今季は6月にスヘルトーヘンボスでキャリア2勝目を挙げており、上り調子にある。

 試合はそんなリスケの勢いを象徴するスタートとなった。ショットの精度が上がらない大坂は、苦しみながらキープを続けるが、第5ゲームでリスケの鮮やかなダウンザラインへのバックハンドが決まり、ブレークを許す。しつこくボールを散らしては、甘いボールをフラットでコーナーに叩き込むリスケの組み立ては、ここまで完璧だった。
 
 しかしそんなトップギアの状態は長くは続かない。徐々にミスが増え始めたリスケは、第8ゲームで30-40からダブルフォールトを犯しサービスダウン。逆に大坂がズレを修正し、持ち前のパワーショットを精度良く打ち込み始めると、完全に試合の流れは逆転した。計7本のサービスエースと21本のウイナーを奪い、第1セット2-4から実に10ゲームを連取。サービスでもラリーでも悠々とオーバーパワーした大坂は、1時間13分で試合にケリを付けた。

 これでベスト8進出を決めた大坂。東レPPOから7連勝で、しかも失セット0と好調を維持しており、さらなる躍進が期待される。準々決勝では、今年の全米女王ビアンカ・アンドレスクと、ジェニファー・ブレイディの勝者と対戦する。

構成●スマッシュ編集部
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