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海外テニス

「SF映画をそのまま生きているよう」ダニエル太郎の搭乗機にコロナ陽性者発覚で2週間の完全隔離へ

中村光佑

2021.01.18

2週間の完全隔離は「受け止めるには苦しい」としながらも限られた環境で試合の準備を進めると言うダニエル太郎。(C)Getty Images

2週間の完全隔離は「受け止めるには苦しい」としながらも限られた環境で試合の準備を進めると言うダニエル太郎。(C)Getty Images

 全豪オープン(オーストラリア/メルボルン/グランドスラム)の大会主催側は、1月17日に公式声明文を発表。その中でカタール・ドーハ発メルボルン着のチャーター機から、新型コロナウイルス陽性者が確認されたことを伝えた。

 これにより同機に搭乗していた男子テニス世界116位のダニエル太郎が、14日間にわたって行なわれる完全隔離措置の対象となり、外出及び練習ができない状況に陥っている。なお、現在完全隔離を命じられている選手は計72人に上り、錦織圭も同様のケースで自室でトレーニングを余儀なくされている。

 現地18日にダニエルは自身のツイッターを更新。

「僕のフライトに陽性者が1人出ました。今は完全隔離で練習もできません。これで選手100人程です。受け止めるのは苦しいですが来る前から誰にでもあり得る可能性ではありました」と現状をファンに向けて報告した。

 一方で「部屋でできるだけの事をするしかない。Sci-Fi(サイエンスフィクション)の映画をそのまま生きているような感じです。では頑張ります!」とあくまでも前向きに捉えているようだ。
 
 この投稿をチェックしたテニスファンからは、「太郎さん、私もつらいです」「太郎さんが感染しないことを祈っています」「できる限りのことをして試合に臨めますように」など、多くのコメントが寄せられている。

 テニス界にも大きな影響を与えている新型コロナウイルスの感染拡大。厳しい状況に追い込まれていることは事実だが、2月1日から始まるATPカップ(日本も出場する国別対抗戦)、そして同8日に開幕する全豪オープン共に無事に開催されることを祈るばかりだ。

文●中村光佑

【PHOTO】全豪オープンほか、グランドスラム大会の雰囲気を伝える本誌未公開スナップ
 

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