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海外テニス

クラゲやパイナップル柄…“奇抜すぎるテニスウェア”でダブルスツアー初優勝のベーハーが、着用秘話を語る

スマッシュ編集部

2021.01.18

ユニークなウェアが話題のベーハー。(C)Getty Images

ユニークなウェアが話題のベーハー。(C)Getty Images

 先週行なわれた男子テニスツアー開幕戦、デルレイビーチ・オープン(アメリカ/フロリダ)のダブルスでは、アリエル・ベーハー(ウルグアイ)/ゴンザロ・エスコバル(エクアドル)組が優勝。共に初のATPツアータイトル獲得ということで話題となったが、彼らのうちベーハーについては、大会期間中からとある理由で多くのテニスファンの注目を集めていた。

 その理由とは、彼が試合中に着用する奇抜なウェアだ。ベーハーは大会を通して、クラゲやラマ、ユニコーンなど、多種多様な動物が描かれたウェアを身に付けて勝ち上がってきた。彼は昨年のATPカップでも、クラゲが描かれたシャツやハートとウルグアイ国旗をモチーフとしたシャツを着用していたが、今回も勝ち星を重ねるごとに注目が集まったようだ。

 そんなベーハーに、ATP(男子プロテニス協会)インタビューを実施。公式サイトで取り上げているが、これによると、驚くことに彼のウェアはすべて妻のサブリナさんがデザインしているのだという。

 ウェアブランド『ララ・スポーツウェア』の創設者で、オーナーでもあるサブリナさんは、以前は革製品を扱う職に就いており、様々なデザインのジャケットを手掛けていた。4年ほど前にスポーツウェアブランドにシフトし、当時恋人だったベーハーのために副業のつもりで服のデザインを始めたが、今ではそれが本業になっているようだ。
 
「(昔は)グレーの服ばかり着ていたよ。白、黒、グレーだ」というベーハー。続けて「奇抜なものは全く着なかった。とてもシンプルだったけど、妻がそれ(奇抜なデザイン)に夢中にさせてくれたんだ」と、カラフルなウェアを着るようになった経緯を語った。

 さらに「僕がうまくやればやるほど、より多くの人が僕の着ているものに注目するようになる。トーナメントごとに良い成績を残せば、それは僕にとっても妻にとっても良いことだ」と、試合に出ることでの宣伝効果についても話すが、現在のところこれは大成功していると言えるだろう。

 また、ATPは公式ツイッターでも彼についてピックアップ。「アリエル・ベーハーのクラゲのシャツ:Good(絵文字)かBad(絵文字)か」とツイートしているが、「クラゲのシャツにグッド」、「大好き!! グッド」、「なんでダメなの?グッド」と、テニスファンからの評判は上々の様子だ。

 今度はどんな斬新なウェアを見せてくれるのか、ベーハーの今後の活躍とともに楽しみだ。

文●酒井朋子
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