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海外テニス

ナダル「プレッシャーはない」グランドスラム優勝記録更新への冷静な想いを明かす〈SMASH〉

スマッシュ編集部

2021.01.28

全豪オープンへの心境を語ったナダル。(C)Getty Images

全豪オープンへの心境を語ったナダル。(C)Getty Images

 ロジャー・フェデラー(スイス)と並び、グランドスラム20勝という男子テニス史上最多記録を保持しているラファエル・ナダル(スペイン)が、2月8日から開幕する全豪オープン(オーストラリア/メルボルン)での記録更新に向けて、自身の想いを語った。

 全豪オープンで2009年以来、キャリア2度目の優勝を狙うナダル。単独最多の優勝記録に向けて重要な局面を迎えているが、彼は自分にプレッシャーをかけるようなことはしたくないという。

 海外メディア『CNN』のインタビューに答えたナダルは「もうひとつ優勝できたら最高だね」としつつも、「でも、それが自分の将来の幸福のために必須というわけではない。余計なプレッシャーや強迫観念はないよ」とコメント。
 
 続けて「自分のやり方で挑戦を続けて、もし実現すれば素晴らしいけど、実現しなくても自分に起きてきたすべてのことに満足しているよ」と、冷静に自身のキャリアを振り返った。

 記録を競うフェデラーが大会を欠場している今、最大の障壁となるのはノバク・ジョコビッチ(セルビア)だ。この2人と長らく競い合ってきたナダルは、「互いにより良くなれるようプッシュし合っている。自分の目標を達成するために何を改善しなければならないのか、明確な道筋を与えてくれる」と、良好なライバル関係についても明かした。

 現在ナダルは、アデレードでの2週間の隔離期間を過ごし、大会に向けて準備を続けている。厳しい検疫措置の真っ只中にいるが、これについては「いつもと違う状況で、みんなにとって悲しいことだ。でも、少なくとも僕らにはプレーするチャンスがある。世界中が苦しんでいる中で、文句を言うことはできないよ」と、自身の置かれる環境に理解を示した。

構成●スマッシュ編集部

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