海外テニス

大坂なおみが「できればそれを修正したい」と思っている“変なところ”〈SMASH〉

中村光佑

2021.02.06

軽いケガを負ったことで6日の全豪前哨戦を棄権することになった大坂。彼女が現在感じている「修正したい」点とは…。(C)Getty Images

 全豪オープンの前哨戦、ギプスランド・トロフィー(オーストラリア・メルボルン/WTA500)に出場していた大坂なおみが、記者団のインタビューに応じ、自身のキャリアを振り返った。

 2020年に全米オープンを制覇した大坂は通算で6つのタイトルを獲得しているが、そのうちの4つはグランドスラムやプレミアマンダトリートーナメントなどの大規模な大会で手に入れている。2018年にはアジア勢で初の世界1位に上り詰め、女子テニス界でも確固たる地位を確立しているプレーヤーの1人だ。

 テニスファンの間でも大舞台にめっぽう強いと称されている中、大坂はこれまでに収めた成功について、「(今までのタイトルは)率直に言って一貫性がないから、非常に奇妙なことだと思う。大きい大会では調子が良いのに、小さい大会ではあまり良い成績を残せていないという変なところがある。できればそれを修正したいと思っている」と語っている。
 
 また、「自分の記録とか、そういうのはあまり気にしないようにしている。どんな時も同じように良い成績を残したいと思っている」とコメントしており、普段から前向きな姿勢で各大会に臨んでいることを明かしている。

 なお大坂は6日、「軽いケガをしている」ことを理由に前哨戦準決勝の欠場を決断。8日から始まる全豪オープン向けて「来週の試合を楽しみにして」とのコメントが出されている。

 2019年には同大会を制覇しているだけに大きなプレッシャーがかかることもあるかもしれないが、大坂らしいパワフルなプレーで再び栄冠をつかみ取ってほしい。

文●中村光佑

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