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海外テニス

大坂なおみの対戦相手セレナが準決勝に向け抱負「私が前に進んでいくためのいい機会になる」【全豪オープン】〈SMASH〉

中村光佑

2021.02.17

大坂にとっての永遠のアイドルでもあるセレナとの一戦は果たしてどんな展開となるのか…。(C)GettyImages

大坂にとっての永遠のアイドルでもあるセレナとの一戦は果たしてどんな展開となるのか…。(C)GettyImages

 テニスの四大大会『全豪オープン』(オーストラリア)は16日に女子シングルス準々決勝が行なわれ、第10シードのセレナ・ウィリアムズ(アメリカ)が第2シードのシモナ・ハレップ(ルーマニア)を6-3、6-3で下し、4年ぶり9度目となるベスト4進出を決めた。セレナは、2019年のウインブルドン決勝で敗れているハレップに対し、磨き上げたフットワークと力強いストロークを軸に、貫禄のストレート勝ちを果たした。

 試合後のオンコートインタビューに応じたセレナは「今日の試合(準々決勝)では、失ったゲームでたくさんのアンフォースト・エラーが出てしまったと思う」としながらも、「今大会で一番いいプレーができたと思う。世界2位が相手なのだから、もっといいプレーをしなければいけないと思っていたけど、(全体的に)うまくいってうれしく思う」と満足気に振り返った。

 これによりセレナは18日に行なわれる準決勝で第3シードの大坂なおみと対戦することが決まった。
 

 大坂について尋ねられたセレナは「ナオミは素晴らしい選手。まるで“クールな猫”のような人ね」と表現した上で、「彼女はコートに立つと本当に強い。コート外でもインスピレーションを与えてくれる人だし、彼女のことをかっこいいとも思っている」と大坂を称賛した。

 続けて、「彼女(大坂)のことをずっと見ていて、きっと私のことも見てくれているんだろうなと思う。次の試合(準決勝)は今後私が前に進んでいくためのとてもいい機会になるだろうと感じている」とコメントを残している。

 2018年全米オープン決勝では大坂に敗れているセレナだが、グランドスラム最多の通算24度目の優勝に向けて視界は良好だ。決勝進出を懸けた舞台で両者がどのような戦いを繰り広げるのか、すでに注目が集まっている。

【準決勝スケジュール】
2月18日(木)/Not before 14:00pm(日本時間正午以降)
※大坂の試合は第二試合。第一試合の結果に関係なく14時前には実施されない

【大坂なおみの対S・ウィリアムズ戦績=2勝1敗】
大坂● 3-6、4-6 〇ウィリアムズ(2019年/トロント/準々決勝)
大坂〇 6-2、6-4 ●ウィリアムズ(2018年/全米オープン/決勝)
大坂〇 3-6、4-6 ●ウィリアムズ(2018年/マイアミ/1回戦)

文●中村光佑

【PHOTO】2度目の全豪オープン制覇へ! メルボルンで躍動する大坂なおみ

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