海外テニス

優勝後に語った“大坂なおみの次なる目標”は?「全仏、ウインブルドン、もちろんオリンピックも」【全豪オープン】〈SMASH〉

スマッシュ編集部

2021.02.21

全豪と全米で計4つのタイトルを獲得した大坂は「全仏やウインブルドン、そしてオリンピックでも活躍したい」と語った。(C)Getty Images

 テニスの四大大会『全豪オープン』(オーストラリア/メルボルン)で、2年ぶり2度目の優勝を果たした大坂なおみ。試合前には「準優勝では誰も覚えてくれない、優勝者だけが名を刻まれる」と語っていたが、自らの力で再び世界のテニス史にその名を刻んでみせた。

 そんな大坂が試合後、『WOWOW』のインタビューに登場。タイトルを手にしたことについて「夢のようで、本当にうれしいです」と喜びを口にすると試合に関して語った。

 その1つが、第1セットの4-4で迎えた自身のサービスゲームで、0-30のピンチを招いた場面について。「とにかく1ポイント1ポイントを戦って取らなければ、もっといい展開に持ち込まなければ、と思いながら戦っていました。そうすることで、あのような展開(デュースに持ち込みサービスをキープできた)になりました」と振り返る。

 また、大会を通してメンタル面で崩れることがなかった点については、「そうですね、様々な面で以前よりも改善できていると思います。(プレーでは)リターンも良くなりました。大会を通して以前よりも反撃できるようになっています」と成長を実感しているようだ。

 表彰式のスピーチでも感謝の言葉を口にしている自身のチームに関しては「よく話し合いをするなど、居心地のいい関係が築かれていて、お互いが信頼し合っています。だから落ち着いて試合へと臨むことができています」と語り、チームが自分にとって不可欠な存在であることを強調した。
 
 また、『WOWOW』の試合中継を解説していた伊達公子さんから、前哨戦から今日の決勝戦までとても良い動きができていることを尋ねられると「とにかく動けるのは重要なこと。トッププレーヤーを相手にした場合はさらに重要で、全力を出し切らなければなりません。うまくいって本当に良かったです」。

 そして今後の目標については「とにかく(好不調の)波を作らないことです。常に力を出せるように心がけています。全仏オープンやウインブルドンにも焦点を当てて頑張ります。もちろんオリンピックでも活躍したいです」と抱負を語った。

 今回の優勝でグランドスラムタイトルを4つに伸ばした大坂だが、彼女のコーチ陣は「まだまだ進化の途中」と口を揃える。果たしてどこまで強くなるのか。大坂はさらなる大きな夢に向かって歩みを進めている。

構成●スマッシュ編集部

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