専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
国内テニス

2か月遅れでインカレ室内が開催。男子は白石光が2つ目のビッグタイトル、女子は松田美咲が2連覇達成!〈SMASH〉

スマッシュ編集部

2021.02.25

インカレに続いて男子シングルスを制した白石光(左)と、女子シングルスで2連覇を飾った松田美咲(右)。写真提供:全日本学生テニス連盟

インカレに続いて男子シングルスを制した白石光(左)と、女子シングルスで2連覇を飾った松田美咲(右)。写真提供:全日本学生テニス連盟

 2020年度の「全日本学生室内テニス選手権大会」(インカレ室内)は2月25日、大会最終日を迎え、吹田市・江坂テニスセンターで各種目の決勝が行なわれた。例年インカレ室内は12月頃に開催されるが、今年度は新型コロナウイルス感染拡大を受けて2月に延期。予選を取りやめ、試合形式も簡略化するなどの対策を講じて、開催にこぎつけた。

 男子シングルスは第1シードの白石光(早大2年)が順当に優勝。大会を通じて1セットも失わず、決勝では後輩の高畑里玖(早大1年)を6-2、7-5で下し、頂点に立った。白石は夏のインカレに続く全国タイトル獲得で、この1年の成長と安定感には目を見張るものがある。

 また、敗れたとはいえ高畑の躍進も目を引いた。ルーキーながら準々決勝では第4シードの松田康希(関大2年)、準決勝では第2シードでインカレ準優勝者の田形諒平(筑波大3年)にストレートで快勝。大学に入ってから急成長しており、今後がますます期待される。

 女子シングルスは第3シードの松田美咲(亜大4年)が大会連覇を飾った。

 有力選手が多数参戦した女子は混戦模様。準々決勝では17年のインカレ女王・清水映里(早大4年)と昨年の覇者・阿部宏美(筑波大2年)が激突し、清水がマッチポイントを5本しのいで逆転勝ち。準決勝ではその清水と松田のライバル対決となり、松田がストレート勝ちして決勝に進んだ。
 
 決勝は松田と第1シードの平田歩(慶大3年)のカード。昨年の準決勝でも2人は対戦し、第1セットを落とした松田が、第2、第3セットとも2-5の大ピンチから逆転勝ちしたのだが、今回は第1セットを競り合いの末に奪った松田がそのまま波に乗り、ストレートで突き放してタイトルを手にした。

 4年の松田、そして清水は、卒業後はプロになる予定。最後の学生大会で存在感を示した。

 各種目の決勝の結果は以下のとおり。

【男子シングルス決勝】
○白石光(早大)[1] 6-2 7-5 高畑里玖(早大)●
【女子シングルス決勝】
○松田美咲(亜大)[3] 7-5 6-2 平田歩(慶大)[1]●
【男子ダブルス決勝】
○羽澤慎治/藤原智也(慶大)[1] 7-5 6-1 畠山尚/増田健吾(早大)[Alt]●
【女子ダブルス決勝】
○阿部宏美/我那覇真子(筑波大)4-6 6-2 [10-4] 永田杏里/平田歩(慶大)[1]●

※大学名の後の[ ]数字はシード順位、Altは補欠出場。
なお、全日本学生テニス連盟の公式サイトから、主な試合のYouTube配信を視聴可能

構成●スマッシュ編集部

【PHOTO】白石、高畑らが活躍した2020年早慶戦スナップ集
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号